【 #神域リーグ2024 ファイナル第3試合観戦記】1つのチーに、3年間の重みを乗せて―― ミスターアトラス #歌衣メイカ 魂のトップ取り【文 #後藤哲冶 】

3位は、ゴモリー。

このファイナルで神域リーグ初の3着ということで、悔しそうな声音であったが、レギュラーシーズンでの暴れっぷりを見れば、むしろまだまだプラスだ。
この夢の舞台で優勝したい、と個人配信でも口にしていたゴモリー。夢の優勝はもうすぐそこだ。

2位に、緑仙。

昨シーズンからの成長度合い、という点で見れば、緑仙が一番なのではないかと思うほどに、今シーズンは素晴らしい成績を残した。
内容も非常に良く、また、チームのリーダーとしても暴れ回る2人をよく御していたと思う。
最後のチーム全体の失速は痛かったが、まだ優勝の可能性は潰えていない。

チームのメンバーと合流した歌衣。
試合後のインタビューで、2人とも3着だったのでは?という予想が大当たりしていたことを知ると、歌衣は大声で笑い飛ばした。

「俺の予想大当たりじゃねえかww ああおもろww」

そうして一通り笑い飛ばした後、終始笑顔のまま、歌衣が新決勝の舞台へ向かう。

「やっちゃってくださいアニキ! 」
「かましてぐれよ……! 」

チームメイト2人の声援を受けて、ミスターアトラスが新決勝の舞台へ。
優勝条件はかなり厳しい、けれどそれもまた、歌衣にとっては関係ないのかもしれない。

麻雀への情熱故、数多の武器を手に入れた漢が、最後の舞台へ挑む。
その旅路が、どれだけ過酷なものであったとしても。あとは最後まで、楽しむのみ。

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