河を見ると、対面の優は第一打にを切っていて
をカン。
単騎はまず考えられない。
また、下家の内川も初手切り。いたって自然な河であり、
単騎待ちの七対子を警戒しなくてもよさそうだ。
を切ると手が終わってしまうので、
をトイツ落とししている間の状況変化を待って、そのあとで
を勝負するか否かを決めるという「積極的保留」の一打──
「ロン」
![](https://kinmaweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/batch_image9-8.jpg)
であったが、なんと、このに内川から声が飛んでくる。
![](https://kinmaweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/batch_image10-8.jpg)
「16000」
内川の手は七対子。
リーチ一発七対子ドラ4。太は倍満の放銃となってしまった。
ちなみに、NAGA5タイプは、
![](https://kinmaweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/batch_image11-8.jpg)
このような推奨(最適打牌の可能性。牌の上紫のバーで示す。)となっている。
ここは、
![](https://kinmaweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/batch_image12-8.jpg)
内川の手作りを褒めるべきであろう。
端牌から切って河を派手にしないよう気を配りつつ、場にソウズの上が安いと見てを残した、一連の手順は見事だった。
一気に点数がなくなってしまった太だが、南1局1本場は、十分にリーチが狙えると見て、
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この手から、を2枚スルー。
![](https://kinmaweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/batch_image14-8.jpg)
そのまま、とサヨナラをし、
![](https://kinmaweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/batch_image15-8.jpg)
門前リーチでのツモアガリを決める。
1000-2000は1100-2100。中打点のアガリではあるが、点数の回復に成功する。
さらに南2局、
![](https://kinmaweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/batch_image16-8.jpg)
太はカンのチーから発進。
![](https://kinmaweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/batch_image17-8.jpg)
2000点のリャンメンテンパイをとることに。
もうすぐ終盤なので、不満こそあるが折り合いをつけた形だ。
すると、
②
「リーチ」
![](https://kinmaweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/batch_image18-8.jpg)
瑠美からリーチがかかった!
しかも、太が持ってきたのは両無筋の。
どうする?
A.押させていただきます。
B.で迂回
![](https://kinmaweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/batch_image19-7.jpg)
太は、
![](https://kinmaweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/batch_image20-7.jpg)
A.押した!
自身はリャンメンテンパイ。
瑠美はをトイツ落とししてのリーチだが、
![](https://kinmaweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/batch_image18-8.jpg)
より良いシャンポンでリーチしている可能性もあり、あくまでも好形率が「高い」リーチと読める範疇だ。好形確定とまでは言えない。
なんせ、ピンズは全て通っていないうえ、マンズやソウズもリャンメンは残っている。
自身がリャンメンでテンパイをしているなら、まだまだ押せるレベルではあろう。
と、外から見ている分には偉そうに解説が出来るものだ。
しかし、これをMリーグの舞台でビシッと押すのに、どれほどの勇気が要ることか。
太の精神力の強さには、いつも感服しきりである。
参考として、NAGA5タイプは、
![](https://kinmaweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/batch_image21-7.jpg)
押し判定だ。
ラス回避ルールなら、ライバルである3着目からのリーチを潰すことがより重要になるので、強く押しに傾くのも納得がいく。
このは無事に通過… したのもつかの間、