国士無双、大逆転── 「2025年3月27日」それは Mリーグ史に刻まれた、名勝負の日付【Mリーグ2024-25観戦記 3/27 第2試合】担当記者 ゆうせー 松ヶ瀬隆弥 vs 白鳥翔 vs 堀慎吾 vs 園田賢

掘り当てた!

リーチツモ赤赤。

4000は4100オールで、園田が白鳥を逆転した!

これで、

園田が+94.2。白鳥が+13.1。

この半荘で81.1の差が詰まる状態。

白鳥との差は、

65.7。

今は園田が15.4リード。

しかし、園田の相手は白鳥だけでない。

上の表を見ていただければ分かるが、明日試合のあるチームの、竹内や醍醐、寿人や仲林にもチャンスは残っている。

だから園田は、南4局2本場に、

ドラ単騎リーチで勝負を賭けた!

明日が試合のライバルを突き放すため、そして最高スコア賞(91300点)をもこの手に掴むため、園田は攻め立てる道を選んだ。

さぁ、対する白鳥はどうだ。

【白】のトイツ落としをしてタンピンへと向かった白鳥が、

一歩ずつ差を詰め、

とうとう追いついた!

息詰まるめくり合いとなった。

勝つのは、

園田か?

白鳥か?

「ツモ」

白鳥だ!!

メンタンピンツモドラ赤裏、3200-6200。

白鳥が園田との一騎打ちを制し、激戦は幕を閉じた。

MVPの行方は、

明日に委ねられている。

しかし、たとえMVPにならなくとも、

負債が-600に届こうかという、絶体絶命のピンチだった渋谷ABEMASを押し上げたのは、そしてMリーグ2024-2025シーズン全体をこんなにも盛り上げたのは、間違いなくこの選手であった。

そんな白鳥翔に、心からの拍手を、そして、この言葉を送りたい。

「最高に、カッコよかったよ。」

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