「ナイスカン!」
ツモる手にも力が入る!
一気に2着まで見えてきた。
「早くアガらせて…」
先ほどまで安い手で無筋の牌を押していた岡田。
2度目のカンが入ってからは苦しい表情に。
自分の手にはドラが1枚もないが、3フーロのテンパイからはオリることができない。
勝利の女神がほほ笑んだのは!
勝利の女神がほほ笑む前に、ツモる前から黒沢はほほ笑んでいた。
惜しくも裏ドラは乗らず。
黒沢はたたき合いを制し満貫のアガリに。
冒頭でも述べたが、ただでさえ1牌を切るにもヒリヒリする場面なのだが、ここはMリーグ。
ファンのため、自分のために絶対勝ちたい4人が戦う空間だ。
ぜひ皆さんには選手になった気持ちで「親リーチに対して危険牌を切る」非日常なドキドキ体験をこれからも味わっていただきたい。
試合は、序盤から連続ハネマンを決めて大逃げを打った永井の快勝。個人4勝目を獲得し、風林火山が首位からさらにポイントを伸ばした。

日本プロ麻雀連盟所属、プロ歴2年目。
英語、イタリア語が話せる。
麻雀プロの活動を中心にするため大企業を退職し、京都に家族を置いて上京。
現在は日本プロ麻雀連盟本部道場でスタッフとして在籍中。
いつかは書かれる側を夢みておもろい麻雀と服装を実践中。
X:@taknakano
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