赤のユニフォームに、袖を通して 内川幸太郎 笑顔の記録更新【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 2/2 第1試合】担当記者 後藤哲冶

内川と大介の点差は8700。
1本場であってもマンガンまでは打てる点差であるならば。

【白】を切っていく。
跳満だけは打てないが、ドラの【東】を切っていることから跳満クラスが出てくるとは考えにくい。
自身の待ちが良いこともあり、ここは割り切って勝負へ。

続いて持ってきた【7ピン】も間を置かずに勝負。

勝負した方が良い理由はもう1つある。
内川と同様、2着の大介も3着の逢川と8300点以上離れているため、放銃覚悟で攻めてくる可能性が高い。
親の大介がリーチと来てしまった場合、内川はそこには打てない。
だからこそ、大介が来る前にこの勝負をどんな形であれ決着してしまった方が、トップの確率が上がるのだ。

この判断の結果――

【2マン】が日向から出て。

内川が見事トップとなるのだった。

 

このトップで見事、風林火山は1150ptを突破。
一時的ではあるものの、Mリーグレギュラーシーズンの最高ポイントを更新することとなった。

……少し感傷に浸る時間を許して欲しい。

昨シーズンの終盤戦。
桜色のユニフォームに袖を通した内川は、苦しんでいた。
チームも、個人も状況は苦しく。
成績の不調から最終盤には出場機会も減り、その表情からは笑顔が消えていた。

結局、ユニフォームの色は今シーズンから変わることにはなったが――

今この瞬間。
最高のシーズンを送る風林火山の大きな原動力として、試合後には笑顔を見せた内川。

……この笑顔を見たいと願っていたファンは、きっと私だけでは無いはずで。

だから、これからシーズンが終わるまで何度でも見せて欲しい。

その、最高の笑顔を。

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