ドラを使いきる手順にドラが応えた 瀬戸熊直樹、6000オールの一撃【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 2/27 第1試合】担当記者 喜多剛士

そんな中、瀬戸熊がネックだった【9マン】【西】を引き入れ、イーシャンテンに。受け入れ枚数では打【1ソウ】とし、【6マン】【6ソウ】のくっつきに構える選択肢もあったが、【6マン】が伸びた場合にドラの【6ソウ】を切らざるを得なくなり、打点の魅力が下がってしまう。そこで瀬戸熊は、【6マン】を外して【1ソウ】を残す構えを選択。ドラを使い切っての高打点を狙い、一撃で決めにいく。

苦しい手牌だった浅見だがペン【7ピン】、カン【4ソウ】を引き入れて、【4マン】【7マン】の両面でテンパイ。アガリ率を重視し、ここはダマに構える。

そして、瀬戸熊が引き寄せたのはドラの【6ソウ】。カン【2ソウ】待ちも良さそうだが、四暗刻への変化も残しつつ、打【1ソウ】ダマテンを選択。【6ソウ】なら三暗刻がつき出アガリも可能だが【3ソウ】は出アガリできない。

そして、瀬戸熊が4枚目のドラ【6ソウ】をツモ。ツモ・三暗刻・ドラ4で6000オールの一撃。ドラを使いきる手順に、まるで応えるかのようにドラが押し寄せた。親番で勝負と語っていたように見事な一撃だった。

迎えた1本場では、滝沢が巧みな手順でテンパイを入れ、着順アップの可能性を残すも、最後は浅見が2着確保のアガリを決めて試合は終局。

浅見は巧みな仕掛けを駆使しトップ目前まで迫っただけに悔しい結果となった。永井は随所で高打点のテンパイに持ち込むも、あと一歩届かずの3着。アガリこそなかった滝沢も、要所で見せた選択で見せ場は十分だった。

そして、瀬戸熊はラス前では永井の高打点リーチに対し、冷静なダマで交わし、オーラスの6000オールで一気に抜け出す鮮やかな決着。チームとしてもボーダー争いが激化する中で、このトップは大きな意味を持つ1勝となった。

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