石田明 矢本悠馬 演じる、実写版 爆岡弾十郎と鉄壁保は麻雀ファン必見!! W主演に直撃インタビュー!!【映画「ノーマーク爆牌党」】

麻雀ファン待望の「ノーマーク爆牌党」映画化にあたって、爆岡弾十郎役の石田明さん(NON STYLE)と鉄壁保役の矢本悠馬さんにインタビューを試みた!

―― 映画の方は只今編集作業中だそうですが、予告を見たところお2人とも原作通りのイメージでした。

石田 M1で優勝するまでは、麻雀はよく打ってましたからね。親父に初めて教えてもらったのが麻雀でした。親父との思い出は、ほぼ麻雀のみですね。キャッチボールは1回だけ。

夜寝てると、近所の人が集まってジャラジャラやってるような家でした。親父は今68歳ですけど「近代麻雀」は読んでいたと思いますよ。(「ノーマーク爆牌党」の話を聞いて)テンション上がってましたから。

ちなみに、自分が生まれた時も親父は雀荘にいました。

―― 撮影時はタイトなスケジュールだったそうですが。

石田 午前中は(新宿)ルミネで「ももたろう」でバチバチの殺陣をやって、午後からは撮影で座りっぱなしで、下半身ガチガチになりましたね。

―― 矢本さんの、現在の麻雀については?

矢本 ルールと雰囲気を覚えたくらいですね。っていうレベルなので最初原作読んだ時も、意味がわかりませんでした。しかもヤバイ奴が出てくるじゃないですか。

―― ヤバイ奴?

矢本 カッパ(マスター)が出てくるし、頭の形ヘンなおじさんがいっぱい出てくるし。…これはコメディーなのか? って、よくわからなくなりました。

なのに自分はシリアスな役なので、ギャップがありすぎて、ふざければいいのか、真面目なのか…??? ってなりました。

―― 撮影が終わった今、改めて原作を読んでみるといかがですか?

矢本 なんとなくは、わかるようになりましたよ。最初は「ツモ」も「大三元」も意味がわかりませんでしたから。

今も後ろで誰か見てくれないと、見逃しとかやっちゃいますね。

撮影ではとりあえず「手つき」を心がけました。

現場では、台本を読めば今負けてる、とかわかるんですけど、どれくらい焦っていればいいのか、どれくらい興奮していればいいのか、繊細な部分を毎巡けっこう説明してもらいながらやりました。

石田 矢本くんは役者のカンなのか、モノローグのときに視線をアドリブでフーロしているところへもっていったりして。「こいつなかなか鋭いなぁ!」って思いましたね。

矢本 その視線のために、教えてもらいましたからね。(笑)

石田 ぼく(爆岡)はモノローグが一つもないんで。逆にツモが良すぎて興奮しっぱなしでしたね、メッチャいい牌ばっかり来るんで。(笑)

「ツモヤバすぎだよ~」って。顔は無表情やけど、指が興奮でエライことになりました。(笑)

―― 麻雀ものの映像作品への出演がキッカケで、麻雀にハマる役者さんはけっこういるんですけど、矢本さんはいかがですか?
矢本 その気持ちはどんどんふくらんでますね。(笑)

やるならメチャクチャ強くなりたいですね。

石田 ぼく、本郷(奏多)くんとつきあい長いんですよ。彼の家、全自動卓あるんですよ。一緒に麻雀やったときは「コイツ、やべーな!」って思いましたね。

矢本 マジ強いって噂流れてきますよ。

石田 もともとギャンブル好きというか、競艇が趣味やったりしますからね。彼、よく平和島(競艇場)にいますよ。

石田 こないだ久々に親父と麻雀打ちまして。親父・兄貴・兄貴の友達でやって、親父にボコボコにされましたよ。(笑)

―― 父親に負けた感想は?(笑)

石田 まだ勝たれへんのかい! て。野球なら、親父より速く球を投げられる瞬間ってあるじゃないですか。でも麻雀に関しては、未だ差が縮まらず、でしたね。

親父は今でもしょっちゅう打ってますからね。まぁ、ぼくも梅田の雀荘で働いてたんですけどね…。

―― この作品に出ることで、矢本さんも麻雀に誘われるんじゃないですか?

矢本 もう誘われてます。(笑)「ほぼ素人だよ」って言って断ってますけどね。

やるなら、今から一緒に覚えるメンバーでやりたいですね。メッチャ負けず嫌いなんで。

圧倒的に勝ちたいんです。

石川プロデューサー 石田・矢本・高崎(翔太・当大介役)・長澤(茉里奈・九蓮宝燈美役)の4人でやったら?

矢本 予想ですけど、高崎・長澤は絶対ヘボいです。(笑)頭悪いから。
石田 馬鹿だから。(笑)

―― 高崎さんってそういう方なんですか?

矢本 普段の方が大介っぽいです。

―― 長澤さんは、彼女に勝つと「近代麻雀」の表紙に出られるという企画をやってるんですが…。

矢本 めちゃめちゃ弱いって聞きましたよ!? 「私、経験者です」って言ってて撮影初日「ポン」もできてなかったし。

―― カメラが回ると普段通りにはいかないんですかね。

石田 それはホンマそうですよ。裏ドラ2つめくるの、カメラ回ってないときは百発百中やのに、回ると上手くいかへんもんなぁ。
矢本 ぼくはもともと知らないから、スパスパやれましたよ。

―― 撮影の裏話などは?

石田 本読みの時、「麻雀界のカリスマだからな」っていうセリフを、無意識に「漫才界のカリスマ」って言ってしまって、これはホンマ恥ずかしかったです。

矢本 思ってるからでしょ。(笑)

石田 いやいや、思ってるわけじゃないって。(笑)

―― 本作の見所のひとつでもある爆牌のシーンはどうでしたか?

矢本 爆牌にみんなが驚くシーンですけど、これはなんの時間なんだろうって思ってました。

石田 役者さんが演技でやってるのはいいんですけど、プロ雀士がやってるのは、正直見られないですね。一番ひどいのは足骨折してる人が「とんでください」って言われてたところ。(笑)

矢本 どういう仕上がりになるか楽しみですね。

石田 そう、それメッチャ知りたい!

ただ今バリバリ編集中らしい、実写映画「ノーマーク爆牌党」は10月27日(土)シネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて公開!!

映画「ノーマーク爆牌党」公式サイト

▲爆岡になりきっている石田さん

▲鉄壁フェイスの矢本さん

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