パチプロは腕と
長時間勤務で勝つ
「最近のパチプロは凄いよ。ボーダーラインを割った台で勝つんだから」
「パチンコ必勝ガイド」の末井昭編集局長が、しきりに感心していました。
ボーダーラインというのは、勝敗を分ける、投資千円当たりのデジタル回転数のこと。
それを割ってれば、本来なら勝てない台です。
「普通に打ってたら1個しか玉が入らない穴に、タイミングを計って2個入れたりしてるんだよね」
末井さんによると、腕のいいパチプロは年間一千万円くらい稼ぐんだそうです。
①良い台を選ぶ。
②効率よくデジタルを回す。
③持ち玉遊戯で長時間勝負。
末井さんの話は②の腕が凄いということですね。
パチプロにはすべての用件が求められますが、なかでも大事なのが③の長時間勝負。
現金投資は高くつくので、大当たりで出した(換金率の)安い持ち玉で勝負すれば、グッと有利になる。
勝ちパターンは、早めに現金で大当たりを引いて、閉店まで打ってドル箱を積み上げる。
仕事を持っている一般のパチンコファンは、たとえ確かな腕と情報を持っていても、時間の制約があるのが不利。
①良い台を選ぶ。
実力があっても、仕事帰りに店に入ったんでは、ロクな台が残っていない。
②効率よくデジタルを回す。
腕があっても、大きな赤字台が小さな赤字台にできる程度。
③持ち玉遊戯で長時間勝負。
運良く大当たりを引いても、閉店時間まで短いので、持ち玉有利が生かしきれない。
などの理由で、時間に制約のあるビジネスマンや子育て中の主婦などは、結果的にカモられてしまうことが多いんです。
誰かがカモられた分、パチプロが稼げるというワケです。
麻雀の場合はどうか。
①良い台を選ぶは、
●勝てそうなメンツを選ぶ。
になりますが、けっこう難しいそうです。
具体的には、
●運良くメンツに恵まれた時に、
●長時間勝負に持ち込むことぐらい。
●もしレートアップができればさらに効率が良くなります。
長時間勝負ができるのは、パチプロと同様に雀ゴロくらい。
パチンコ店には閉店時間がありますが、自宅などで打つ麻雀にはそれが無い。
腕と体力と軍資金があれば、一攫千金・濡れ手に粟・博打は出世の早道じゃい! になるかもしれません。
実を言うと、ビジネスマンの麻雀ファンの中にも、雀ゴロと並みの腕を持っている麻雀ファンはたくさんいます。
でもトータルで勝つのはたいてい雀ゴロ。
雀ゴロは生活がかかっているので、総力戦で勝ちに行きますが、仕事を持っているビジネスマンは、限られた時間でなるべく楽しみたい、という希望もあるんです。
楽しみ方はそれぞれ。
●リーチをかけたい。
鳴けばすぐアガれる手でもメンゼンを維持。
●チップをたくさん集めたい。
●トップを取りたい。トップの金額よりも着順が大事。
実質トップのチップ大量獲得の2着では満足しない。
●真っ向勝負でスリルを味わいたい。
仕事で我慢を強いられてるので、遊びの時は我慢したくない。
●逆転できる手作りが醍醐味。
●大物手が好き。
●役マンでストレス解消。
スピードよりも、得点と見た目を楽しむ。
お金よりも有意義な時間を過ごしたい、時間指向の人たちなので、実力よりも悪い成績になることが多いんです。
「それも込みでの実力だろ」
とも言えますけどね。