まさかの”脱・ヤロー雀荘”宣言!? 令和元年の「どくだみ荘 津田沼店」大改革!?

アノ広告の秘密に迫る!?

ずっと近代麻雀を読んでいる人と、手元に近代麻雀がない状態で近代麻雀の話をすると、どんな話をするだろうか?

「アカギが終わったね」
「御無礼」
「最近グラビアやってるよね」

などなど話すと思いますが、そのあたりの話を一通りしたら、きっと出る話題はこれでしょう!

 

「なんか広告で
『メモ代わりにしてください』
みたいなのなかった?」

 

近代麻雀の巻末には雀荘や麻雀卓の広告があります。

主に女流プロの来店情報を載せているものが多いですが、その中で異色を放つ「緑色」のページがあります。

雀荘「どくだみ荘」の広告ページです。

 

今は「メモ代わり」の広告ではなくなりましたが、「ヤロー麻雀」「GALスタッフなし」「タコスタッフ」「フリーフード」などの言葉が並んでいます。

もういろいろと頭の中がハテナでいっぱい!

一体どんな雀荘なんだろう……?

 

ハテナの答えを探しに、「どくだみ荘 津田沼店」に行ってきました。

▲やってきました津田沼へ

千葉県の津田沼駅を降りて、線路沿いをテクテク。線路向こうの千葉工業大学のビルが見ながら歩くこと数分、「どくだみ荘」があるビルにつきました。

▲JR津田沼駅より徒歩2分くらい

店のドアは木製で、なんか良き雰囲気が醸し出されています。高円寺や阿佐ヶ谷の路地から少し外れたところにある「カフェ」ではなく「喫茶店」のような感じです。

▲到着しました

店に入ると、広々としていて、「ザ・雀荘」という雰囲気です。

▲どことなく懐かしい雰囲気がただよう店内

店長の冨永さんは、どくだみ荘で働き始めて20年以上。

「この人なら頭に浮かぶハテナを解決してくれるはず!」と、いろいろと聞きました。

▲店内のポスターもいい味出してます

まずはあの広告は、どうしてあの広告なの?

店長:「目立った方がいいと思って、他と違うことをしています」

確かに他とは全然違います。

超お得なサービスが判明!!

では「フリーフード(会員のみ)」というのは、いくらでも食べていいということなんでしょうか?

店長:「会員の方は、食べていただいて大丈夫です」

でもその会員になるのは高いのでは?

店長:「新規の方は400円で会員になれます」

400円?! じゃあ1年更新なんですか?

店長:「紛失して再発行するときは料金をいただきますが、無くさなければ期限はありません

サービスすごすぎる!

店長:「あと新規の方は1ヶ月パスポートというのがありまして、1ヶ月間、最初の1ゲームは無料です」

だからサービスがすごすぎるって! 初心者サービスの度が過ぎる!

店長:「あと初心者の方は、夜より昼の方が客層がゆったりとしているので、昼間がオススメです」

時間帯まで教えてくれる! ありがたい!

 

で、「タコスタッフ」というのはどういう意味なんですか?

店長:「私も含めいろいろと抜けているので(笑)」

サービスのしすぎで、採算という概念まで抜けていそうで大丈夫なのかと心配になってくる!

でも20年以上津田沼で愛され続けているのだからいらぬ心配でしょう。

 

で、「ヤロー麻雀」というのはどういう意味で?

店長:「従業員が男性ばかりなんです」

まさにヤローばかり。女流プロとかをゲストに呼んだりしないんですか?

店長:「お呼びした記憶はないです」

ここか! ここが“ザ・雀荘”と感じたところか!

でもなぜ?

店長:「女流プロの方をお呼びすると、その人と会うことが目的になってしまいます。麻雀は男女関係なく遊べるゲームです。それを大切にしたいんです」

急に硬派な発言!

店長:「あと常連の方もたくさんおられますが、従業員はどくだみ荘でお会いするだけで、個人的交流は禁止となっています」

本当に硬派! 女流プロが好きで、応援したり、いわゆる“認知”をもらって楽しく麻雀をするのもひとつの方法だし、「どくだみ荘」のように「麻雀で遊ぶ」ことに特化した、当たり前だけど当たり前ではなくなってきたスタイルもひとつの方法です。

 

では最近困っていることとかあったりしますか?

店長:「人手がほしいです!」

津田沼近くの方、ぜひどくだみ荘にいって従業員に応募を!

店長:「マンパワーがあれば、店舗を増やしたいという野心はあります」

もう一度いいます! 麻雀が好きな方、ぜひどくだみ荘へ!

でも「ヤロー麻雀」ですから、女性はダメなんですよね?

店長:「これまではお断りしていたんですが、今はいいかなと思っています」

今までの硬派な発言はどこへ! 急にタコスタッフ感が!

店長:「麻雀を打たなくてもいいです。麻雀が好きな方で、接客をやっていただければ」

そうなったら“ヤロー麻雀”じゃなくなるのでは?

店長:「その時は“ヤロー麻雀”をやめます(笑)」

なんと! 新元号を迎えるにあたっての「どくだみ荘」大改革です!

実は時代の最先端を行っていた…!

――と店長にいろいろとお話を聞いてきました。

今の雰囲気を大切にしつつ、新しいことにチャレンジしていく。

その根幹には「麻雀が好き」ということを感じました。

▲「麻雀好き」には快適な空間です

店長に「どくだみ荘で働きはじめて、どくだみ荘に行きたくない、働きたくない、と思った事はないですか?」とうかがうと、

「好きなことをしているので苦ではない。毎日やっていて楽しい」

とのこと。

「好きなことで、生きていく」

YouTuberが生まれる20年以上前から冨永店長はそれをやってきているのです。

すごいことです。

 

5年後はどうなっていると思いますか、とうかがうと
「新しいことをやっていこうと思いますが、変わらない雰囲気だと思います」
とのこと。

 

これって“盆栽”みたいなものだなと思いました。

盆栽は10年20年たってもサイズは同じままで、かつ深みを増していく。

そして時には大胆にハサミを入れる。

▲食事もWi-FiもOK

今度来るとき、入り口の木の扉がさらに味がでて、中に入ると、女性店員がいる。

――なんて、それはまだ先の話かもしれませんが、津田沼に近い方はどくだみ荘で遊んで、麻雀の仕事をしたい方はぜひスタッフになっていただければと思います。

どくだみ荘のHPに詳細が載っていますので、ぜひチェックしてみてください。

花崎圭司(はなさきけいじ)

放送作家・小説家・シナリオライター。映画化になった二階堂亜樹の半生を描いた漫画「aki」(竹書房刊)の脚本を担当。

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