2戦目
⑥東1局 6巡目 東家 萩原の手牌(ドラ)
さて、みなさんはどうする?
①リーチ ②ダマ
③または切りテンパイ外し
【Mリーガーの選択】
萩原の選択は①リーチ。
残り2枚の待ちとはいえ、は誰も使えず、またはをもってきて後筋になったり端牌で余りやすかったりと、出アガリがしやすいシャンポン待ちだ。
親番ということもあって萩原は即リーチに踏み切った。
【結果は…?】
この手格好の亜樹。を止められるはずもない。
リーチドラ、3900の出アガリとなった。
【考察】
②ダマは出アガリが効かない上、変化もなく中途半端。一通をみて
③または切りテンパイ外しをする手もあるが、本当にうれしいツモはとくらいで、その2種を引いてくるのを待つよりもこの強力なシャンポンで即①リーチをした方が良いだろう。南場で点棒がないときなどには、一通を狙ってみる打ち方が有力となる。
筆者のオススメ…①リーチ
⑦東1局1本場 9巡目 西家 村上の手牌(ドラ)
さて、みなさんはどうする?
①リーチ ②ダマ
【Mリーガーの選択】
もともと単騎リーチを想定していたのだろうか。村上は、ノータイムで“リッチ”宣言をしていた。
を切った後に続けてを切ると、のカンチャンを払ったように見える。また、シャンポンで待つ場合とは違って、1枚切れの単騎待ちの場合は2枚持っている人からノーガードで打たれることもある。
場を見ても一段目に、を切っている人、を切っている人がそれぞれいて悪くなさそうだ。
9巡目の今、手変わりを待つ猶予もあまりない。村上はリーチを選択した。
【結果は…?】
亜樹が追っかけリーチを敢行。こうなると悲しいながら村上の仕込みも効かなくなってしまう。結局、亜樹の1300-2600ツモアガリとなった。
【考察】
さらにいい待ちを目指して②ダマにしたくなる気持ちもわかるが、9巡目で手変わりを待っていると他家の攻撃を受ける可能性が高くなってしまう。
ドラアンコの大物手。そこそこ優秀な単騎であるなら村上のように思い切ってリーチをすることをオススメする。
筆者のオススメ…①リーチ