⑧東3局 9巡目 南家 亜樹の手牌(ドラ)
対面の沢崎がをポンして、回ってきた手番でこのテンパイ。
さて、みなさんはどうする?
①リーチ ②ダマ
【Mリーガーの選択】
亜樹の選択は、②ダマ。
自分がドラの無い中、対面の沢崎が仕掛けてきた。ドラが内蔵されている可能性は高いだろう。微差とは言えトップ目の亜樹、ここは手堅く構えた。
【結果は…?】
煮つまった状況で、萩原から打ち出されたをとらえた。1300の出アガリ。
【考察】
たしかに沢崎の手にドラはありそう(実際にドラ3だった)だが、まだ1副露したばかり。亜樹がここからリーチを打った場合、沢崎が亜樹のアガリ牌だけを切らずに食いタンをアガるのは至難の業だ。
自分にドラが無い分、沢崎以外にドラがいっている可能性もたしかにあるが、まだ河もおとなしい。
Mリーグルールにおいて、32500という持ち点はトップを取り切るには十分ではない。比較的早い巡目に入ったリャンメンテンパイだ。ここは①リーチをすることで打点を上げて、さらにリードを広げにかかる方がよいのではないだろうか。
筆者のオススメ…①リーチ
⑨東4局 7巡目 南家 萩原の手牌(ドラ)
さて、みなさんはどうする?
①リーチ ②ダマ
【Mリーガーの選択】
萩原の選択は、②ダマ。
現状ラス目の萩原。引きの三色変化、引きのシャンポン変化、を引いた後にリーチにいける単騎待ちへの変化、引き、打点を上げるべくこれらの変化を待った。
【結果は…?】
1巡でシャンポンに変化して、ここでリーチ!
安全牌のない村上からが打ち出された。
リーチ南赤、5200のアガリとなった。
【考察】
実戦ではすぐに変化したが、シャンポン変化と引き、引きの変化は合計8枚しかない。また、三色の変化は、変化枚数も6枚と少ないうえ、手変わってからさらに高目でアガらねばならず簡単な道のりではない。
現状の待ちも十分良い待ちであり、ここは①リーチを打つことでツモ、裏、一発による打点上昇を狙うのがよいと考える。点棒状況的にも、まだ打点の縛りはないと言えるだろう。
筆者のオススメ…①リーチ