その実況、賛否両論!Mリーグを熱狂させる日吉辰哉の迷言【熱論!Mリーグ】担当記者:山﨑和也

熱論!Mリーグ【Mon】

その実況、賛否両論!

Mリーグを熱狂させる

日吉辰哉の迷言

文・山﨑和也【月曜担当ライター】2019年10月14日

昼休み

藤井「編集長、もしかしていまMリーグ見ていますか?」

遠山「うん。AbemaTVの追っかけ再生機能使ってるよ。便利だよね。隣のライバル企業の芝野くんと上野くんも見ているみたいだし、勉強しなくちゃなあって。でもさ、ラグビーやバレーと比べるとどうも落ち着いているよね。ルールわからないと何言ってるかもわからないし」

藤井「それがいいんですよ。僕は集中して見たいので。じゃあ今夜の放送はぜひ見てみてください。実況の声を聞いているだけでなんとなく楽しめると思いますよ」

遠山「へえ、じゃあ今日は定時で会社閉めるか」

藤井(編集長も沼に片足突っ込んだか。来週は推しの選手を見つけそうだな)

筆者は日吉辰哉プロの実況が大好きである。日吉プロの実況はクレイジーなほど熱量がこもっていて、まるでスポーツを見ているかのような気分にさせてくれる。実況中の名言(迷言?)も数多く残しており、麻雀界の古舘伊知郎のような存在だ。今回は様々な角度からMリーグを楽しんでもらうべく、実況者にスポットを当てて書いてみる。

まずはこちら。右側に映るどこかGLAYにいそうな風貌の男性が日吉プロである。いかにもクールな出で立ちだが、口を開けば場が一気に日吉ワールドに包まれる。この日の解説パートナーはパイレーツ・小林剛プロ。「サイボーグ」などの相性で親しまれ、冷静沈着な解説でおなじみだ。日吉プロとは対極の存在といえるかもしれない。さてどんな化学反応が起こるのか。

本日1戦目のカードはこちら。

チーム雷電の黒沢以外はまだトップがない。サクラナイツ・岡田は前回の登板ではあと少しというところでトップを逃した。

まずは東一局から。実況成分多めでお送りする。

すでに岡田がカン待ちのリーチを入れていたところに園田が追っかけリーチを入れたところ。

日吉「岡田に続いて園田のリーチ。カンの岡田、追いついた園田がは山にあと2枚、そしてはあと1枚ですか。これはどっちが勝ってもおかしくな……」

日吉「いや一発ツモったのは園田だー!裏ドラこそありませんが、まずは園田が好スタートといっていいでしょう!」

日吉「これはちょっと岡田としては悔しいんじゃないですか」

小林「まあでもカンですから、追っかけリーチがかかったら負けることのほうが多いと」

日吉「でも同じ待ちで負けたらちょっと悔しいんじゃないですか?私もだったのにって気持ちになりません?」

小林「いや相手はです。同じ待ちではないですね」

日吉「そっそんなに冷静になれますか(笑)」

小林「それを気にしていたらしょうがないんじゃないですかね」

日吉「はいっ確かに」

筆者はここで、ふたりは噛み合わないなと感じ、ゲラゲラと笑ってしまった。予想通りだった。

実況と解説の掛け合いは楽しい。そこでMリーガーの人物像を知っていくのもいいのではないか。

東一局は園田が1000-2000のツモアガリ。さらに東二局でも黒沢から2000点をアガリ、初トップに向かって走る。

東三局。本局は全員がぶつかった。

岡田には上図のチャンス手が入る。ここで打はドラ受けをなくすだけに決断の選択。ドラよりも123の三色を優先した。

日吉は?は山に2枚。純カラのから山2のカンに変化」

日吉「さっ黒沢も両面が増えてを切っていく。いやいや全員がちょっと攻める態勢に入ってきた」

小林「そうですね。初牌のは結構攻める……」

日吉「ドラ切り!ヤミテンです!剛さんこの判断いかがでしょう」

小林「そうですね、いいと思いますね。リーチするとやっぱり警戒されてしまうので。しかも場にが3枚出てて」

日吉「ちょっとすごいみんなすごいこれなんか」

日吉「さあまず亜樹がのヤミテン。は隣!」

日吉「そして園田も? 園田も? いいぞぉ。赤ドラのタンヤオのイーシャンテン。とマンズのカンチャン残りのイーシャンテン」(打

日吉「さあ、岡田ペンを払ってのこのテンパイはチャンタ三色役牌。は?今、園田なら入る」(打

日吉は?みんな危ない。黒沢だけ1回置けるかもしれない」

日吉「うわあ隣となりトナリ!怖い怖い怖い!」(打

日吉「小林さん、亜樹と岡田ふたりともヤミテンの選択ですが、お互いリーチはなさそうですか」

小林「そうですね。リーチがなくても点数十分で、まだそんなに警戒される待ちではないですね」

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