日吉「今なら出るかもしれない!」
小林「安全牌のを今打って……」
日吉「うわあああああこれはイーシャンテン外して打ってしまったっっ」
日吉「亜樹のヤミテン!ここまで高いとは、といったところか!亜樹のアガリはタンピン赤ドラの8000!」
が3枚見えており、イーシャンテンには取りづらかったので、放銃は仕方がないところではあったようだ。しかし黒沢にとってはきついビハインドを背負った。
続いて東四局。岡田が先制リーチを放つ。
小林「岡田の捨て牌がね、ちょっと変なんですよね。これは他の人から見ると分かりづらい捨て牌になっていますよね。最初の3巡くらいは国士かと思っていたら違う感じになってきて」
日吉「アレアレアレと?(笑)これは捨て牌がうまく効かせたリーチとなったかもしれませんね。これは三者から放銃があってもおかしくない」
日吉「うわっ! これは? まだ大丈夫」(打)
小林「ただ、まあまあ通りやすそうに見えますね」
日吉「これ園田も危ないですよ。ドラが2枚見えた。も少し通しやすそうに見える」(打)
小林「安全そうにいくにもちょっと変則手に見えるので、筋とか字牌も切りづらいんですね」(七対子なら打が変)
日吉「これは困りましたね」
日吉「黒沢は現物があるので降りる分には苦労しませんが、七対子などで粘るとが危なくないですか?」(打)
つまり、全員のが危ないという状況になった。その直後、園田がを引いてアガリの狙えるイーシャンテンに。
日吉「あーっ危ない(小声)」
日吉「打たないのねえー!打たない打たない打たない。まったく、まっっったく打つ気がしないもう」
その2巡後
日吉「むむっ!誘われる!誘われるぞ!」
小林「ちょっとやる気が出ますが」
日吉「出ます!僕は出ます」
小林「巡目が進んでちょっとやる気がなくなっているかもしれないですね」
さすがにここは少考。園田に完全な安牌はない。粘るならも考えられる。それか攻め倒すか。
小林「、と真っ直ぐいくほどではないので……」
日吉「もう1回だ」
さらに直後、園田は岡田の当たり牌のを引く。
日吉「うわったたたたたたたたた(超小声)」(打)
小林「4枚目のを見せるとみんなが楽になるので、なんとか他の道はないかと考えたんでしょうけどね」
日吉「自分の放銃に背に腹は代えられないわけですよね」
その後、黒沢もを鳴いて通っていないを切り、テンパイを入れたが
日吉「ツモったーラス牌の!」
この局は岡田に軍配が上がった。2600オールの大きなアガリでトップの二階堂と園田を微差ながら追い抜く。
東四局1本場はリーチをかけた二階堂のひとりテンパイ。ダマテンを入れていた園田、親の岡田もギリギリまで粘ったが、終盤でテンパイを外し、降りに回った。
これで二階堂がわずかにトップに立つ。
南一局。ここで展開が大きく動いた。ひとり沈んでいる黒沢はここの親番だけは落とせないところだったのだが。
日吉「うわあああドラ3!赤含みのドラ3!きたぞ岡田、先ほど親はリリースしたものの、ここでチャンス手がきた!黒沢あまりにも悪い!あーまりにも悪い」
日吉「っはあーイーシャンテンだー」(打)
日吉「さあきたぞ岡田!先ほどもあったぞこの!」
小林「はいい待ちですね。山に5枚残っています」
日吉「山に5枚残りはもう、楽勝じゃないですか?」