魚谷侑未が牌で語るMリーグで勝ち切るための心と技術5選【熱論!Mリーグ】担当記者:ZERO

三色を見落としていたら大問題だが。。

私はこの局よりも

ここからの打が気になった。

は役あり(ピンフ)の受け入れを最大限見つつ、保険的にイッツーも残せる選択だ。

ラス前でこの僅差、和久津は仕掛けられるメリットを重視したのだろう。

私は自然に5ブロックに向かう打)がよいと思う。

5ブロックのよいところは1シャンテンを最大に構えられることだとよく言われるが、同じくらい大事なことは、1牌分のスペースが生まれることだ。

安全牌を持つことができるメリットはこの点棒状況だからこそ大きいだろう。

一方で和久津のとった打は次に何かが入るまでずっとこの形のままだ。

結局、5巡後にを引いたところで

ようやくターツ選択となり、を処理するがこれが間に合わない。

前原に1500の放銃となった。

6ブロックの弱点がモロに出てしまった形だ。

ふと思った。和久津は連盟ルールに特化しているのではないかと。

結果で語られる世界だから、Mリーグ3ラススタートの和久津に世間は非情だ。

しかし、和久津が弱いなんてことはない。先日も女流モンド杯を優勝したばかりだ。

そしてプロ連盟の本場所である鳳凰戦において、和久津はA1リーグに所属している。これは運だけでは辿り着けない境地だ。長い鳳凰戦の歴史の中、女性でA1リーガーになったのは浦田和子さん以来2人目なのである。

そう考えると先程の牌姿も…

一発裏ドラのないルールだと打という、手役を最大限追った選択肢も自然に見えてくる。

ただ、ここはMリーグだ。

その他の押し引きやリーチ判断を見ていても、Mリーグルールの練習不足ではないのかと感じざるを得ない。

結果が出ていないからこそ、さらにそのような悪いバイアスがかかって見えてしまう部分もあるのかもしれない。厳しい意見になってしまったが、期待の裏返しと思ってほしい。今後も注目して見ていきたい。

麻雀で負った傷は麻雀でしか癒やすことができない。

セガサミーフェニックスの未来は、和久津の奮起にかかっている。

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