打とした。
をツモってきて、ここでもを残して打。
7巡目の打牌()を7巡目の場所にしっかり切って…(笑)
このをしっかりキャッチ!打!
残したが活きてきた!
そしてそして!
ドラのを引いてテンパイ!ピンフドラ3だ。
リーチするしない?
上家の内川が
をポンしてドラのを切った直後だ。
を先に切っていてをポンするということは、いかにもチートイからトイトイに向かったように見える。
(内川さんの仕掛けに注目が集まっているから、がこぼれることも多そう。ハネ満にしたいのは山々だけど、リーチとダマでアガリ率が大きく変わりそうだし、アガリ逃しは避けたいわ)
そう思った魚谷はダマを選択。
そしてすぐに――
2000・4000のツモアガリ。
結果的には一発ツモで、裏ドラ次第で倍満まであったが、これは責められないだろう。
ツモった瞬間は申告を間違えるなど、ちょっと動揺を見せたが、
次の局に入るときには前の局のことはしっかりリセットして、いよいよ親番を迎える。
魚谷は2巡目に
を重ねた。そして直後にが打たれたが、魚谷はその東をスルーした。
❺魚谷は安くて遠い仕掛けをしない
おそらく昨シーズンと比較して、魚谷が1番変わった部分がここだ。
昨シーズンは手数で勝負しようとどうせ安くなりそうな手なら…とよく鳴いていたイメージがあるが、今シーズンは速度か打点のある手でないと徹底して鳴かないようにしているように見える。遠い手で鳴くなら、無理にでもホンイツに向かって高打点を目指しているのだ。
その影響か、平均打点が7705点(11/06現在 Mリーグ成績速報(非公式)様のデータ)と、昨年(6110点)より大幅に高くなった。たしかにホンイツを作ってリーチにぶつけているイメージがある。
すぐにをツモって打。
かが入ればイッツーで高打点を目指せる手になった。ツモによってはドラを使った456の三色もあるだろう。
をポンする未来と比較して、アガリ率は落ちるが、決まればトップが見える。
一方でをポンするとリーチを受けた瞬間に「押すも地獄オリるも地獄」というジリ貧状態になりやすい。天国(高打点)のルートが残り、守備力も高いスルーはとてもよい判断に感じた。
しかしこの局はアガれず。
次局以降も、テンパイすることなく、結果的に魚谷はラスを引いてしまった。
冒頭に語ったとおり、麻雀は結果が全てだ。
勝てば得るし、負ければ失う。
でも、だからこそ、打ち手にできることは過程を磨くことだけなのだ。
魚谷にとっては不調だろうと好調だろうと、メンタルを強く持ち、当たり前の選択を繰り返していくのみ。
アガって奢らず、放銃して腐らず、常に一定のリズムで牌を打ち出していく魚谷の姿を見て、筆者は今後の活躍を確信した。
オマケ
一方で、不安なのが和久津だ。
散々話題になっているが、開局親番での
打。理牌してみると…
ドラ
案外これは難しい。
もあればもある。
和久津のとった打という選択は、ツモなどでタンヤオに渡れる。
ただやはりツモのダイレクトテンパイが痛いので打が自然だとは思う。