そんなバカなことは無いので、全部ノーテンだったのでした。
「すみません、待ちが分からなくて代走をお願いしました」
この場合は、リーチをかけずに代走を頼めば良かったんですね。
テンパイしていれば、ダマでアガるし、ノーテンでも対処できるワケですから。
あー、もったいない。
「超ロング代走お願い」
大柄なお客さんがスマホを持って、室外に出て行きました。
小柄な新人女子が座って、イスを自分に合わせて低くしてます。
中盤になって
「コーラお願いします」
代走のドリンクは当然禁止ですが、どうやら、本走のつもりになっているようです。
お客さんが戻って来ても、すぐに席を立たなかったのは、よほどいい手なのでしょう。
お客さんは、座る時にイスを倒しそうになり、コーラを見て首をかしげておりました。
「ツモ、四アンコ」
「それ私の!」
フリー雀荘デビューの敷居は、どんどん低くなっています。
点5や点3、中にはノーレートもあるので、勇気を出してチャレンジしてみましょう。
配牌自動卓を使っている店なら、オンライン・ゲームとほぼ同じ感覚で打てます。
かつてのように、配牌を取る場所に迷うことに無いし、牌をコボすこともありません。
ドラ表示牌も自動です。
私の店でバイトするようになって、初めて麻雀を覚えたクr-(スタッフ)は、配牌卓でしか打てません。
学生セット(4人)のお客さんも、今では大半が同じです。
軍資金は箱テン3回分あれば余裕です。運悪く箱2回分負けたら、無理をしないで、その日は撤退したほうがいいでしょう。
雀荘は明日も営業してますからね。
(文:山崎一夫/イラスト:西原理恵子■初出「近代麻雀」2013年11月15日号)
●西原理恵子公式HP「鳥頭の城」⇒ http://www.toriatama.net/
●山崎一夫のブログ・twitter・Facebook・HPは「麻雀たぬ」共通です。⇒ http://mj-tanu.com/
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