和久津の復調、盤石の近藤 年末年始で覚醒したフェニックスの躍進劇【熱論!Mリーグ】担当記者:渡邉浩史郎

近藤は現状2着目。仮に自分がこのをチーした場合、他家は当然近藤が満貫の仕掛けを想像するだろう。となれば中盤以降の出アガリ率は相当低下すると考えて良いだろう。

さらにこの手は一枚をスルーしたとしても充分変化があり、多くの場合で一番乗りのテンパイが叶うはずだ。

このある意味ワガママと言える手順がこのテンパイを引き寄せる。

タンヤオ、ドラ3、高め3色。出アガリでもなら12000点のテンパイを……

自らの左手でツモアガる。近藤オリジナルのハネマンツモで、点棒上のライバルである園田を一気に捲り返した。

その後も攻める所は攻め、守る所は守る。メリハリの利いた麻雀で点棒を維持し自身5回目となるトップを勝ち取った。

半荘結果は以下の通り。

近藤は自身のポイントを+287.5まで伸ばし個人2位。

フェニックスとしてはチーム4連勝でこちらもチーム2位に浮上した。

皆さんご存知の通り2020年は東京オリンピックが開催される。おそらく日本はかつてない熱気に包まれ、そこには数々のドラマが待ち受けているに違いない。

Mリーグでもきっとオリンピックに負けないくらいのドラマが繰り広げられるだろう。昨年度のABEMAS多井の11連対や数々の役満のような怒涛の展開は記憶に残っている人も多いのではないか?

予選も残すところあと74試合。これからも選手の一打一打に瞬き禁止だ。

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