各自が自分の課題をこなし、
万難をのりこえて、
どこよりも早く
2度目の優勝を!!
-このオフは、どんな感じで過ごしていましたか?
たろう オフはチームで練習というよりはそれぞれ自分のステージ、リーグ戦などを含めて研鑽を積んで、直前にみんなで集まって練習しました。
園田 我々のリーグ戦はMリーグのオフシーズンにかぶっていて、我々はリーグ戦やってMリーグ、みたいな感じで交互になっているので、その期間中は自身のリーグ戦に集中してそちらの練習をして、赤入り赤なしの違いはありますけどそれをやりつつの中で、Mリーグのルールに合わせた練習を始めたのは先月くらいからです。
丸山 オフシーズンは自身のリーグ戦と、昨シーズンの試合を村上さんに時間を作ってもらって振り返りを一緒にしてもらったりだとか、手牌を開きながら麻雀を一緒に打つ時間を作っていただいたり、最高位戦の先輩とかにも手伝っていただいて麻雀を打つ時間をかなり多くとれたんじゃないかと思っています。Mリーグルールに関しては、最高位戦ルールの期間が長かったので、8月中頃から積極的に練習時間を増やして、シーズンに間に合うように練習してきました。
村上 ほぼ同じですけど、(丸山)奏子と実戦をやるときは結構他のチームの選手、たとえば新メンバーで言うと本田君とか伊達ちゃん、(二階堂)瑠美さん、ガセさん(松ヶ瀬)もやったかな、東城りお選手とはできなかったのですが、新人ともやりたかったのでお願いして打ってもらったりとか、あとは僕は割と時間がある方なので、家で新加入選手の過去動画を探して見ていたりとか、そういった感じで研究してきました。
(髪の毛について)髪型を変えたいとかではなかったんですけど、夕刊フジという大会で美容室のチームのコーチをやることになったので、宣伝のために美容室に行くことになって、担当の方に自由にやってもらったらこうなりました。またおとなしくしてきます。
-昨シーズンは不運もあったと思いますが、今シーズンはどういう戦いで頂点を目指しますか。
たろう 不運だったのかは分からないですけど、満足はしていません。初年度は良かったですけど残り2年がいまいちだったので、その悔しさを今期にぶつけて、ただひたすら自分たちの信じる麻雀をやるだけです。
園田 ちょっと不運だったかなと思います(笑)。だけど幸運とか不運は人がどうこうできるものではないので、やっぱり僕らにできることは目の前の一局一局に集中することくらいしかありません。ちゃんと練習を積んで、一局一局集中して、体調を整えて、日々のMリーグの対局をしっかりやっていこうかなと。今のところ、レギュラーシーズンで大きく勝ってそのまま優勝したチームはなくて、いつもギリギリのチームが優勝した感じなので、できればレギュラーシーズンを突き抜けて、そのまま優勝するような勝ち方ができればうれしいと思います。
丸山 今年で3年目になるんですけど、1、2年目は100を越えるマイナスでレギュラーシーズンを終えることが続いていて、個人的には不満というか、どうにかしたいとずっと思ってやってきています。今までやってきた自分のことをちゃんと信じて、一生懸命対局に臨みたいという思いです。それでみんなで優勝できたらいいなと思いますので、チーム一丸となって頑張りたいと思っています。
村上 去年は全体的に、ちょっと不運だったと思っています。それは結果としてそうだっただけで、内容に関してそんなに悪かったとか、修正しなきゃ、という感じでは4人で話し合ってはいないので、できることは一人ひとりが今までと同じようにと言いますか、一番自分が勝つと思う最善を尽くす、それができるように普段から鍛錬して体調を整える、それに尽きると思います。メンバー的にはレギュラーシーズンでプラス300、400行ってもおかしくはないと思っています。レギュラーシーズンは今のところ全部マイナスだと思いますが、1月2月はいつもヒヤヒヤしているので、正月をのんびり過ごせるくらい勝ちたいと思っています。
-丸山選手にお伺いします。今シーズンは出場機会を今まで以上に増やしていかないといけない思いはあるかと思いますが、いかがでしょうか。
丸山 個人の思いとしては1試合でも多く出られたら、それは選手として幸せなことだとは思います。でも個人戦ではなくてチーム戦だと思っていて、監督が采配をしている状況なので、そこに関しては1試合でも多く出られるように自分のベストを尽くすことが大事だと思っています。采配に関しては監督に一任する、という気持ちです。
■越山剛監督コメント
「どこよりも早く2度目の優勝をする、が今年のテーマです。麻雀という競技に起こるいろいろなことを受け入れ、乗り越えて、今年も一年間精一杯戦います」
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※写真は新型コロナウィルスの影響を考慮し、出演者とスタッフの安全に配慮した形で撮影しております。
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。