続くオーラスの親でも

石橋の宣言牌を捉え、12000。
とうとう丸山を抜き去る。
さらに南4局1本場。
必死にマンガンツモを作りにいく丸山。
無理仕掛けで上家・岡田の手を止める石橋。
そしてその石橋に絞る岡田。

三者が手をこまねいているのを、一段上から見下ろすかのように、本日5回目のアガリを宣告する。

4000は4100オール。
このアガリで、ドリブンズの何ヶ月ぶりかのトップは遥かに遠のき、パイレーツを海底に沈め、岡田の箱まで割った。
三者も随所にファインプレーは見られた。ただ、それ以上に黒沢が凄かった。
黒沢だけが別の場所で戦っているような、そんな半荘だった。
アガリは5回。
平均打点は12000点。
フーロ率0%
滑った中にも恐ろしいまでの手があった。
ただただ高打点を作り、そしてリーチを打ち、アガってアガって、たまに放銃した。

雷電の麻雀を体現するようなトップをとった黒沢のその佇まいは、聖母マリアを思わせるようだった。
黒沢はこの大きなトップで一気にプラスになり、雷電もサクラナイツをかわして2位になった。
周りに何を言われようが、愚直なまでに自分の麻雀を貫き通し、その麻雀がハマったときの強さを見せつけられた夜だった。

麻雀ブロガー。フリー雀荘メンバー、麻雀プロを経て、ネット麻雀天鳳の人気プレーヤーに。著書に「ゼロ秒思考の麻雀」。現在「近代麻雀」で戦術特集記事を連載中。note「ZEROが麻雀人生をかけて取り組む定期マガジン」、YouTubeチャンネル「ZERO麻雀ch」