その迷える指先が止まったのは20秒後…失敗や重圧から学んだ白鳥翔の「覆す力」【熱論!Mリーグ】担当記者:masasio

タンキが自分を狙っての

ものだとすぐに気が付いただろう。

南場に向けて気持ちを引き締めなおしているように見えた。

2

を引き入れて手牌がぐっと引き締まった。

ピンズのホンイツが見えるため、ここではマンズのペンチャンか切りが良いだろうか?

しかし白鳥は切り。

「さっき丁寧に字牌を残すって言ったじゃないか!」

という声が聞こえてきそうだ。

しかしよく見てみるとすでにが2枚切られている。

いくらホンイツとはいえを引く前に東から仕掛けるのは少し遠いだろう。

ペンを引いて頼みになってもやむを得ないとの判断だ。

を引いてここでも打

一気にホンイツは見ない。

しかし前原が切ったはチー。

を切ればイーシャンテンだが切り。

はツモ切り。

全く不要なを引っ張る。

その後を重ねてようやく切り。

が鳴けた!

ここでを切ってテンパイ。

白鳥の河はこうだ( )はツモ切り

字牌とより前に切られており、ピンズのホンイツには見えない。

待ちがしかないので、警戒されて簡単には出てこないのは間違いないが、白鳥はトップ目だ。

バックで安い手なら―と誰かが切ってくれるかもしれない。

ホンイツじゃないとアピールするだけでアガれる可能性が全然違うのだ。

 瀬戸熊からリーチが入って、白鳥の仕掛けとリーチに挟まれた前原。

ほら、こういうがぽろっと出るのだ。

ホンイツには打ちたくないけど、ホンイツじゃないなら―

切らない!!

前原は現物のを抜いた。

白鳥の技が掛かったかに見えたが、前原はさらにその上を行った。

白鳥の手役を想像すると、789の三色の可能性はあるが、自分が暗刻なこともあり可能性は低い。

残る可能性は役牌だ。見えてないのはの2種類。

ホンイツには見えないので安いだろうが(実際はホンイツ)かなり危険な牌であることは間違いない。

対して自分の手は赤赤ドラドラで是が非でもアガりたい手。

白鳥の仕掛けが1000点だろうが2000点だろうが放銃してしまっては元も子もないのだ。

前原がを掴んでいるとはつゆ知らず、白鳥が引いたのは通っていない

ここは安全牌のを落とす。

これは仕掛けたときからの予定通りだ。

 

そして次の巡目に打

1巡の後先で放銃を回避した。

もっとも、この後を切ってすぐにオリに回ってしまったので、もともとあまり攻める気はなく、ただベタオリした結果だったのかもしれない。

しかしながらこの1巡の攻防は息をのむものがあった。

結果は瀬戸熊の2000/4000ツモアガリ。

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \近代麻雀シリーズ 新刊情報/