熱論!Mリーグ【Fri】
「強いのか弱いのか」論争を
黙らせろ!
雷電ファンの夢を乗せた
萩原聖人のストレート
文・masasio【金曜担当ライター】2020年3月20日
Mリーグ2019朝日新聞セミファイナルシリーズが始まって1週間が経った。
各チーム4試合ずつを終えてのランキングがこちら。
やはり首位のセガサミーフェニックスが頭一つ抜けているが、足切りラインである5位U-NEXT Piratesとは170ポイント差ほどしかない。
これは直接対決なら1日で充分ひっくり返る差だ。
レギュラーシーズンは圧倒的な強さを誇ったフェニックスだが、ここで敗退となってしまう可能性も充分にある。どのチームも全く油断できない状況だ。
今まで以上にスリリングな試合が見られるのはファンにとっても非常に嬉しいのだが、その一方でセミファイナル、ファイナルのポイントの価値が高すぎるのではないかという気もする。
この辺りはメリットデメリットがあるので難しいところだが、来シーズン以降どのようなレギュレーションになるのかにも注目したい。
1回戦の組み合わせはこちら。
東家 魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
本日登場の4チームはセミファイナルに入ってからいまいちピリッとしない戦いが続いている。
特にフェニックス、アベマズ、雷電の3チームはまだトップがない。
まだ4試合が終わったばかりだが、残り試合は12試合しかない。
なるべく早い段階でトップを取って、気分的にもポイント的にも楽になりたいのはどのチームも同じだろう。
今日も熱い戦いが期待できそうだ。
東1局
さっそく期待に違わず熱い闘牌を見せてくれたのはこの男だ。
チーム雷電・萩原聖人。
レギュラーシーズンはマイナス251.5ポイントで27位という悔しい成績に終わった萩原。
坊主頭なのは気合を入れるため・・・ではなく映画の撮影のためだそうだが、この登場シーンを見ても分かる通りやはり絵になる男だ。
そういえば一部で
「萩原聖人は強いのか?!」
というのが話題になった。
技術的にどうかというのは置いといて、2年間のMリーグを通じて結果を出せていないというのは事実だろう。
その一方で今のMリーグに萩原聖人という男が必要なのもまた事実なのだ。
Mリーグの熱狂を外へ広げるにはこの男の力が必要だし、多くの人を引き付ける力があるのも間違いない。
人気と実力を兼ねたプレイヤーになるのか、はたまた人気だけで終わってしまうのか。
これからの萩原自身にかかっている。
話がそれてしまったが麻雀に戻ろう。
役牌のが暗刻になってイーシャンテンだが、萩原はを切ってリャンシャンテンに戻した。
裏目のを引いてもリカバリーできるし、の周りを引けば打点も上がる。
まだ4巡目ということを考えれば案外いい一打かもしれない。
日向からのリーチを受けて一発目。
いったん現物のを切るかなと思って見ていると・・・
「パシッ!」
小気味良い音を立ててが河に置かれていた。
今日の萩原はストレート勝負だ。
やる気十分の萩原だったが、日向がツモって2000/4000
東2局
ドラがポツンと浮いた手、123の三色を遠くに見て?タンヤオを見て?