池田さんや調整官と話しても埒が明かないので、池田さんの上司に直接交渉に応じるように頼みました。
この時点で、味方であるハズの税理士さんから、忠告を受けました。
「山崎さん、それ以上の行動を取ると、私は降りますよ」
当然だと思います。たいした顧問料を払っているワケじゃありませんからね。
税理士さん抜きで、上司と私との長時間の交渉のかいがあって、彼が転勤する前日に。大幅に追加の経費を認めてもらい、
重加算税は無しになりました。
ただし、私のやり方はみなさんにはお奨めしません。私の場合は、応援してくれる小さなチームがあったり、差し押さえしやすい資産が無いので、大丈夫でしたが、そうでない人はリスクが大きくなります。
できる節税は
したほうがいい
政治家や企業家や芸能人が、ほとんどの出費を経費として計上できるようにフリーランスで仕事をしている人は、がんばれば同じようにできます。
私の知りあいのライターは、衣食住のほとんどだけでなく、遊興費までもを経費として申告し、認められています。
「まる一日かけて交渉するつもりなら、たいていOKがでますよ」
とのことです。
先日逢ったバビィこと馬場祐一さんは、多くの人のように税金には苦労してるとのことでした。
「打合せの飲み代なんか、経費にして欲しいんだけど、なかなか難しいんですよね」
と言いながら私といっしょに、居酒屋で一杯。
「それに、わずか数万円のことだったりすると、交渉は時間の無駄のような気がするし」
それは税務署の思うツボかもしれません。
二人の処遇の違いは、内容の是非よりも、税務署の費用対効果も問題でしょうけどね。
麻雀業界でも女子プロの活動を見てると、一日中TwitterやLINEなので、営業活動をしているプロもいます。
芸能人のように、生活のほとんどの出費は正当な経費だと思います。節税をしてみてはどうでしょう。
サラリーマンだって、自分で確定申告すれば節税は可能です。
(文:山崎一夫/イラスト:西原理恵子■初出「近代麻雀」2014年10月1日号)
●西原理恵子公式HP「鳥頭の城」⇒ http://www.toriatama.net/
●山崎一夫のブログ・twitter・Facebook・HPは「麻雀たぬ」共通です。⇒ http://mj-tanu.com/
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