熱論!Mリーグ【FS初日】
“終盤勝負のマーメイド”
魚谷侑未は、石橋渾身の
仕掛けを打ち破れるのか!?
文・ゆうせー【月曜担当ライター】2020年6月15日
止まっていた時計が今、動き出す。
2019Mリーグファイナルシリーズ初日。
卓の奥で光る盾を手にするのは、いったいどのチームだろうか。
2戦目
南家 魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
西家 石橋伸洋(U-NEXT Pirates)
北家 内川幸太郎(KADOKAWAサクラナイツ)
実況 小林未沙
解説 萩原聖人
東1局は、
分岐を上手くクリアした石橋が、リーチツモピンフ赤ドラ、2000-4000のツモアガリ。
東2局に移って、
親番は魚谷。
魚谷の手は、
6巡目で、この形まで来ていた。ここは打としてソウズのリャンメンを固定し、ドラを使える可能性を追う。
次巡、
を引いて打。場に良く映るカンの受けを残して、目一杯に。
『ポン』
!!??
石橋のドラポンだ!
河に並べたのはだった。
この仕掛けを受けた魚谷が持ってきたのは、
…。を切ればリャンメンが2つの手広いイーシャンテンになる。だが、打ちたいは下家の石橋に通ってはいない。どうする。
魚谷は、
を打ち抜いていった。
まだ石橋は1副露。放銃する可能性は低いだろう。親番であるここは魚谷、自身のアガリの可能性を追っていった。
しかし、次の手番で石橋は、
を手出ししてきた。赤が要らないということは、石橋の手は煮つまっているとも考えられる。
次巡の魚谷、
を安全牌のと入れ替え。
魚谷の次のツモは、
だった。下家の石橋に通っていない。
魚谷は、
闘志に満ち溢れたこの表情で、
を切り飛ばした。のカンチャンや、のシャンポンも石橋の受けとしては考えられる。が、まだここは勝負だ。
次に魚谷が持ってきたのは、