大洋技研株式会社(本社:和歌山県御坊市)は10月19日、製品のPR活動・情報発信を担う『AMOSアンバサダー』に日向藍子プロが就任したことを発表しました。
10月7日に行われたアンバサダー就任式では、委嘱状の授与、記念品の贈呈、就任記念キャンペーンの発表が行われました。
また、業界初となる新機能を搭載した『上下整列卓』の発表も同時に行いました。
■AMOSアンバサダー特設サイト
https://ambassador.taiyo-chemicals.co.jp/
■AMOSアンバサダー就任の背景
「弊社製品の魅力をより多くの人に知ってもらうべく、この度日向藍子プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会・渋谷ABEMAS所属)を弊社のアンバサダーに任命させていただきました。
日向プロには、ご自宅に家庭用自動卓『AMOS JP-EX』を導入いただくなど、以前からAMOS製品をご愛用いただいておりました。またYoutube・SNSで積極的に情報発信されていることから、「AMOSアンバサダーとしてこれ以上の方はいない」という思いで日向プロに活動を依頼させていただきました。
今後はオリジナル製品の開発やイベント開催など、様々な企画を展開していく予定です」
■”AMOS”とは
大洋技研株式会社が展開する全自動麻雀卓及び麻雀用品ブランド。
代表製品に『AMOS REXXⅡ』『AMOS ULTIMA』『AMOS JP-EX』など。
2018年12月より、直営オンラインストア『AMOS公式ショップ』をオープン。
■日向アンバサダーからのコメント
「思えばすぐそばにAMOS製品がある麻雀人生でした。そんな愛着のあるAMOSの公式アンバサダーに就任させていただくというのは、とても感慨深いものがあります。AMOSアンバサダーとして、麻雀製品、そして麻雀の魅力を広めていくことができたら嬉しいです。」
ーーアンバサダーとして今後やりたいことは?
「実は企画の第一弾として、先日渋谷ABEMASの多井隆晴選手との特別対談を実施しました。麻雀卓についてはもちろん、麻雀に懸ける想いなども熱く語っていただきましたので、ぜひチェックしてみてください」
※対談記事はAMOSアンバサー特設サイトにて近日公開予定。
■新製品『上下整列卓』について
”上下が揃った状態で配牌があがってくる”という新機能を搭載した『上下整列卓』の発表を行いました。
当日は堀慎吾プロ(KADOKAWAサクラナイツ所属)、朝倉康心プロ(U-NEXT Pirates所属)、丸山奏子プロ(赤坂ドリブンズ所属)の3名をゲストにお招きし、日向アンバサダーを交えた4名で『上下整列卓』での試打会を行いました。
Mリーガーのコメントや試打会の模様は、10月19日麻雀ウォッチchにて公開予定です。そちらも合わせてぜひご覧ください。
■『上下整列卓』の特長
①上下整列機能
牌の図柄の上下が揃えられた状態で配牌があがってきます。
配牌を開けてから第一打までがスムーズになることでゲーム時間の短縮化が期待できます。
またMリーグをはじめとした放送対局においては、視聴者の皆さまが配牌を認識しやすくなり、より一層番組を楽しむことができます。
②攪拌率の向上
牌を吸い上げる際、上下を揃えるために牌を選り分ける(上向きでない牌は積みこまずに弾く)ことで、平面的な撹拌から立体的な撹拌が可能となり、攪拌率が向上しました。
発表時に行った攪拌テストでは、牌をあえて偏らせて投入(黄色の牌を捨て牌として半分先に投入、残り半分の青牌を後から投入)し、後からもう半分の青色の牌を投入)したにも関わらず、ほぼ均一に青と黄色の牌が混ざってセットされました。
③抗菌牌
上下整列卓に使用する専用牌は、抗菌材を添加した抗菌牌となっています。
※抗菌とは、特定の菌に対し増殖を抑制する効果の事です。
※通常牌と識別する為に背の色を変更しております。
※背は竹目の加工を施しています。
■『上下整列卓』開発の背景
「代表取締役の伊藤の一声がきっかけでした。
伊藤は社内のメンバーとよく麻雀を打ちますが、麻雀卓メーカーといえどメンツのレベルはバラバラ。
初級者が理牌に時間をかけている様子をみて「配牌の上下を揃えることができれば、ゲームがもっとがスムーズに始まるのでは?」と思い付いたそうです。
せっかちな性格の伊藤ならではの発想だったかもしれません。
Mリーグを始めとした対局番組にもうってつけの機能ということもあり、さっそく西端(開発室室長 西端秀紀)に開発を依頼しました。
最初は吸い上げた牌の絵柄を画像識別する方法が考案されましたが、コストが合わず断念。
試行錯誤の末に開発されたのが、牌に埋め込まれている磁石を利用する方法でした。
全自動麻雀卓の牌には、裏表を判別するために中心に磁石が入っています。
その磁石を2ミリだけ上方向にずらすことで、センサーが磁石の位置を読み取った反応の違いにより、牌の上下を認識することが可能になりました。
これにより正しい向きの牌を通過させ、逆さまの牌は排除するという仕組みができあがったのです。
しかしアイディアを思いついてからも苦悩は絶えませんでした。
「牌のセットアップ時間をいかに短縮するか?」「磁石の最適な位置はどこか?」「内部スペースをどう確保するか?」など様々な問題をひとつずつクリアしていきました。