松本吉弘、
怒濤の5連続アガリ!!
ラスから一気に
トップへ突き抜けた!!
プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2020」の開幕9日目、第1戦は松本吉弘(渋谷ABEMAS)が、トップを獲得。激しい叩き合いの結果、いっときはラス目に沈んだ松本だったが、東ラスから怒濤の如き5連続アガリを見せて、一気にトップへ。松本が大逆転勝利で1勝目を獲得した。
第1戦の対局者は、EX風林火山・滝沢和典、U−NEXT Pirates・小林剛、赤坂ドリブンズ・村上淳、そして松本の4名。
開局は西家・村上と南家・松本のリーチ合戦。村上がツモり勝って、ピンフ・ドラ1・ウラ1のマンガンで先行する。
次局、親被った小林が早速反撃に出る。タンヤオ・ピンフをリーチ・一発・ツモ。ウラドラが2枚乗って3000・6000! 1局で小林がトップに立つ。
まくられた村上が黙っているはずもなく、次局の親番でチートイツ・ドラ2のツモアガリ。4000オールで再度トップに立つ。
東4局、自身の親番まで沈黙を保っていた滝沢が、松本からチートイツ・ドラ2の9600点を直撃。松本には辛い展開が続く。
次局、松本に初アガリが出る。リーチ・ピンフ・ドラ1・ウラ1の8000点を滝沢からアガって取り返す。
南1局、さらに松本が攻勢に出る。赤1の手でテンパイ即リーチ。ドラ3枚持ちの滝沢が一発で放銃して5200点。松本が3番手に浮上する。
次局、ラスに落とされた滝沢が先制リーチをかける。しかしアガったのは松本。チートイツ・ドラ単騎待ちをツモアガリ。6000オールで一気にトップに躍り出る。
同1本場、松本に2巡目リーチ。タンヤオ・ピンフ・赤1のマンガン確定リーチだ。そして3番手に落とされた小林が追いかけリーチ。結果は松本がツモり勝って、さらに4000オールを上乗せして5万点台に。
同2本場、松本はタンヤオで食い仕掛けてサンショク・ドラ1のツモアガリ。2000オールを加点する。
その松本の親が流れて迎えた南3局4本場、2番手に落とされた親の村上がピンフ・ドラ1の先制リーチ。一方、ハコ下に沈んでいる滝沢もピンフ・ドラ1・赤3のハネマン確定リーチで起死回生を狙う。奇しくも2人の待ちはともに。
さらに3番手の小林が自風のをアンコにして確定三暗刻の待ちで追いかけて3軒リーチ対決へ。
決着は、…小林のツモアガリ! ドラのを引き当てて3000・6000! 村上との差を一挙に捲くって2番手に浮上。
オーラスは小林のリーチに、親の滝沢がテンパイを入れられず流局。
松本が大逆転の末、初勝利を獲得した。
松本はインタビューで、
「去年さんざんやられたんで、今季は’序盤に点棒が無くなっても落ち着く’という技を覚えようと思って、ラスに落ちた後も修正できたかなと。まぁたまたまなんですけど、この結果が出てうれしいです。去年はトップを取るのにすごく時間がかかったので、(今季は)序盤にどれだけ早くトップを取れるかでけっこう変わるな、と思ったので3戦目に取れたのでこの先も頑張れる気がします」
と語った。
【Result】
1着 松本吉弘・ABEMAS 5万1900点/+71.9
2着 小林剛・パイレーツ 3万1400点/+11.4
3着 村上淳・ドリブンズ 2万2800点/▲17.2
4着 滝沢和典・風林火山 ▲6100点/▲66.1
【Total】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +194.0(8/90)
2位 渋谷ABEMAS +104.0(9/90)
3位 赤坂ドリブンズ +69.1(9/90)
4位 EX風林火山 +1.7(9/90)
5位 セガサミーフェニックス ▲17.4(8/90)
6位 TEAM RAIDEN/雷電 ▲62.6(8/90)
7位 U-NEXT Pirates ▲92.0(9/90)
8位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲196.8(8/90)
「大和証券Mリーグ2020 風林火山vsPirates vsABEMASvsドリブンズ」
10月19日の対戦は
EX風林火山vsU-NEXT Pirates vs渋谷ABEMASvs赤坂ドリブンズキャスト
EX風林火山
U-NEXT Pirates
渋谷ABEMAS
赤坂ドリブンズ
実況:小林未沙
解説:内川幸太郎
レポーター:松本圭世
大和証券Mリーグ2020 風林火山vsPirates vsABEMASvsドリブンズ