11月1日
Mリーグの解説日。
15時の第1試合出場選手発表の時間がドキドキ。
選手を見て、そこから時間内にデータを見返す。
この時間が至福の時間と言えば変わってる人に聞こえるかも(笑)
2年目からMリーグの解説席に座れせてもらえてたのだが、まだ自分が解説をしたことがない選手が3人いる。
EX風林火山に昨シーズン入団した二階堂瑠美選手。
赤坂ドリブンズの村上淳選手、渋谷ABEMASの日向藍子選手。
15時
SNS上に映し出された出場選手は??
ついにこの時が来た。
しかも2人同時に‥
皆様こんにちは!
週末記事担当の最高位戦日本プロ麻雀協会の河野直也です!
本日の究極の決断は11月1日火曜日の第一試合。自身が解説した対局です!
それでは早速スタート!
日向藍子という選手
筆者と日向は同じ団体に所属し、2年後輩。
「ひなたんの麻雀するしない」というYouTube活動での仲間であり、仕事で顔を合わす頻度は業界の中でも1.2を争うほど。
日向がMリーガーになり、後輩に先を越された‥というよりも、仲間からMリーガーになったと素直に嬉しかった。
はじめてMリーグの解説をつとめた日。
集合時間の3時間半前入りをするという緊張をみせていた筆者に、日向は一本の電話をくれた。
『緊張してるんでしょ? 今日スタジオには行けなくてほぐしてあげられないんだけどさ、大丈夫だから! 解説上手だし自信持って!』
付き合いが長いのもあるが、よく筆者のことを知ってくれているからこその激励。
それからも会場に日向がいる時は
『楽屋おいでよ! 何? また緊張してんの? 大丈夫大丈夫!』
と、今でも必ず気にかけてくれる。
日向は対局、筆者は解説。
お互いが緊張しあって迎えるこの日まで4年の歳月が流れていた。
11月1日火曜日・第一試合
東3局 親は日向 ドラ
点差はまだついてない状況。
親の日向にチャンス手が入る
ドラのがアンコ。
この手はアガる。
日向の声が聞こえた気がしたのは筆者だけかもしれない。
3巡目にを引いて1枚切れのを切ってこの形。
ドラ3あるならなんとしてもあがりたい。
この手は役牌重なりも大事だし、リーチに一手遅れたくもない。
日向のスタイルは、メンゼンで自分が満足する手をしっかり作り、リーチで相手を翻弄するスタイル。さらに言えば守備面でもかなり特化した選手。
点棒を持ってからの打ち回しも一級品であり、直撃を狙うのがかなり難しい。
そんな日向だが、今シーズンは少しバランスを変えてきたようにもここ数戦感じていた。
トップよりも4着を引かないようにを意識する選手だが、昨シーズンよりも一巡、一牌の踏み込みが鋭くなっていたのだ。
バランスを少しずつ変えるというのはものすごく大変なこと。
でも、自分の為、チームの為に出来ることを模索してやる姿勢が日向の魅力であり、真面目な日向らしさでもある。
を引いて手が止まる。
ツモ日向が切った牌は
現状ターツは足りてると見えるのだが、ソーズのの部分をとで見る場合だ。
がアンコになれば1メンツとしか機能しなくなるので、マンズのかでもう一つターツを作りたい。
と
あがりやすいターツ、受け入れ枚数が多くなるリャンメンの形を作りたい。
ならば、でもでもリャンメンになるのが単独孤立牌ではもちろん優秀。
しかし、場を見てもらいたい。