その12 状況を正しく把握せよ
麻雀は自分の手が一番大事ですが、それと同じくらい点棒状況も大
点棒状況による打ち方が苦手な人で強い人はいない、と言っても過
さてそれでは、全てが高水準の「進化する王道打法」で有名な滝沢
解答
打
解説
現在、テンパイです。
しかも切るはリーチの筋なので、ふっとを切ってしまう方
しかし、滝沢選手はを切ってベタオリを選択しました。
なぜそうしたのか、順序立ててかんがえていきましょう。
①現在3着と4900差の2着目、リーチはトップ目の親で、自分
②ここで和了ると2着で終了できるが、放銃すると3着やラスも見
③オリても、親が和了る分には2着のままもう一局
④つまり、ツモられるのは別にいいけど放銃は重罪。
となります。
さあそれを踏まえてもう一度手を見てみましょう。確かには筋
しかし、通るとはかぎりませんし、何より通した後のタンキで
なんせ、役がありません。しかも、その後変化してを押せるか
つまり、ここでをフワッと切るのは状況が分かってなくて、な
麻雀は、このフワっとした一打が一番ダメ!と言っても過言ではな
状況をしっかり把握していれば、この手はすら切る価値がない
そして今回、寿人選手の親リーチはこうでした。
なんと、は当たりでした。
これはもちろんたまたまですし、こので放銃しても責められる
しかし、このをフワッと切る人で強い人はいないと言うのもま
ただし、ツモられても結局次局があるんだから、この手で決める!
どちらにしても大事なことは、フワッと切るのではなく、常に強い
全ての打牌に理由が言えるようになれば、上級者の仲間入りと言え
それでは、また!