これは当たらないんだよ…白鳥翔、役満の幻影を理で振り払う暗刻落とし【Mリーグ2020観戦記1/11】担当記者:東川亮

を鳴いていた岡田が、この形から浮いていたを離す。

が暗刻になったことでテンパネして打点が1300となり、萩原を直撃できれば逆転トップとなる。

赤引きでの打点アップも見込めるため、ここで使いにくいドラを処理しようということか。

萩原は当然のポン。

ツモって倍満、出アガリでもハネ満という超勝負手になった。

しかし、決着の時は直後に訪れた。

白鳥、ツモ。

1300-2600のアガリは、3着からの逆転トップとなる値千金の一撃だった。

はパッと見だけなら役満放銃のリスクすらある牌であり、実際にコメント欄やSNSなどがざわついた。

しかし白鳥は目先の事象だけでなく局面全体を見据え、理に基づき最も安全な打牌としてを選んでいる。

1巡ごとに局面が変わる麻雀というゲームにおいて情報を漏らさず収集し、適切なタイミングで最適解を導き出す。

鋭いアガリだけでなく、こうした守備の判断にもトッププロの凄みが見て取れるのではないだろうか。

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \ほぼ毎日4コマ最新⑤巻 好評発売中/