迫り来る選択の波を乗り越えて、小林剛はトップを持ち帰ることが出来るのか!?【Mリーグ2020観戦記1/28】担当記者:ゆうせー

近藤はタンピン赤ドラ、高目三色の本手であった。

小林から安堵の表情が垣間見えたような気がした。

続く東2局、親番を迎えた小林、

「チー」

ペンチーから出発進行!

すぐにを引き込んで、ダブバックのテンパイを入れる。

だが、

頼みの綱である、は内川と持ち持ちであった。

そして、

再び近藤が襲いかかる!!

小林が一発のタイミングで引いたのは、

だ…

近藤には通っていない。

小林の選択は、

押した!!!

自身が親でのダブドラ5800以上のアガリの価値、近藤がを切っていてリーチ宣言牌がであることから、単純リャンメンの待ちは考えづらいこと、そして現在-400ptオーバーの最下位であるチーム状況も含めての押し選択だろう。確かにここでアガリを決めることが出来れば大きい。

このを内川がチー。さらにもう一副露して参戦してくる。

小林は、

最後から2つ目の手番で、を持ってきて入れ替え。

近藤の待ちは、

だった。最後のツモも空を切る。

さぁ、あとは小林のハイテイを残すのみだ。

「ツモ」

!!??

奇跡的なハイテイでのツモアガリ。

ハイテイ赤ドラ、テンパネで2600オール。

リーチ一発でのプッシュが実を結んだ格好だ。

しかし他家も攻撃の手を緩めない。東2局1本場、次に攻めてきたのは内川だ。

のポンに続き、赤含みでを暗カン。

新ドラは5sだ。

一方で、をポン、でチーしている親番の小林、

を持ってくる。

小林の選択は、

切った!

を暗カンしているとはいえ、内川は確実にテンパイしているわけではない。テンパイしていると仮定しても、ソウズ全部とマンズの上をはじめとして、まだ待ちの候補は多い。

親番で自身がアガることによって他家のアガリを潰すことをも考慮した、積極的な一打だ。

このに声がかかることはなかった。

次に小林が持ってきたのは、

最初からドラで、新ドラ表示牌にもなっただ…。

考える小林。先刻と同じ表情に見えるが、違う写真である。

小林の選択は、

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \近代麻雀新刊&おすすめ/