追うときは大胆に 追われるときは慎重に 難しいリーチ判断を丸山奏子はどう乗り切ったか【Mリーグ2020セミファイナル観戦記4/13】担当記者:ZERO

一発ツモでの2000・4000。

なんとここまで、松本と丸山の2人しかアガっていない。

果たしてこの争いの決着はどうなるのか。

 

南2局 フィニッシュブロー

完全なる2人の殴り合いで迎えた南2局。

「リーチ」

「ツモ」

「4000オール」

このアガリが決め手になった。

オーラスには瀬戸熊が「ギブアップ」と表現した

ハネマンをあがってゲームセット。

松本・丸山以外の唯一のアガリがこのアガリになった。

ドリブンズのセミファイナル初戦を任された丸山は見事トップを持ち帰ることに成功。

怖いおじさん3人に囲まれ、怯えているようにもみえた対局中とは違い、弾けんばかりの笑顔を見せる。

開局直後は戸惑いも感じられたが、最後まで勝ち切る気持ちを失わず、攻めの姿勢で打ち切った。

2戦目で村上がラスを引いてしまったものの、ドリブンズはプラス域に浮上。

一ヶ月後に笑っているのは充実のABEMASか新進気鋭のサクラナイツか…それとも初代王者のドリブンズか。

覇権をめぐる攻防に目が離せない。

 

オマケ①

レギュラーシーズンの終盤から、エンディングが流れるようになった。

一日対局前後のハイライトを追うもので、これがめっちゃカッコイイ仕上がりになっている。イケてる洋楽をBGMに流しちゃってさ。

凄いのはその早さだ。

最後の対局が終わって、CMの後インタビューなどをしている間にこれをまとめているのだが、完成度が高い。

そもそも対局後のハイライトもすごい技術だ。

終わって5分でまとめないと間に合わない。

エンディングは控室などの舞台裏も流していて、こういう選手の普段の顔、裏の顔が見られるとファンは喜ぶもの。
最後まで見たいなって気になる。

ちなみにこの観戦記も最後にオマケあるよ、と言うことで最後まで読んでくれないかな、と工夫してみた。
これまでにオマケは何度か書いてきたが、好評なら定番にしようかと考えている。

オマケ②

オフィシャルサポーターだけが使える牌譜ビューア。

日に日にアップされる時間が早くなっている。

2戦目が終わる頃には1戦目の牌譜が完成していた。

ABEMAのスタッフ、もしくは外注した業者が手動で入力しているのだとは思うが、いずれにせよ結構な作業量である。

こんなに早くアップして喜ぶのは、次の日までに記事をアップさせないといけない我々観戦記者だけだ。とてもありがたい。

5年後には自動で入力されるような仕組みが開発されていると思う。

技術的には今すぐにでもできる。牌にマイクロチップを埋め込むだけだ。

対局をライブで見ると同時に牌譜も見ることができる。

残った牌山がどう並んでいるかがわかる。

また、雀荘に普及されれば点数計算を自動でやってくれたり、家に帰ってからスマホで牌譜を見ることができたり、可能性は無限にある。

いつになるかはわからないが、必ずやって来る未来だと言える。

オマケ③

本当にくだらない話。

観戦記を書くときに、例えば東1局の園田プロのとある打【3ピン】が気になったら

「T1 そ 3p!」

と必要最小限の言葉を書く。

名前はひらがな1文字だ。

しかしこの日は

「丸 6pプッシュ!」

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