斜陽のチームを救った高宮まりの剛腕! 卓上も卓外もドン引きする豪快なアガリ劇場【Mリーグ2020セミファイナル観戦記4/13】担当記者:危険な鬼太郎

斜陽のチームを救った

高宮まりの剛腕!

卓上も卓外もドン引きする

豪快なアガリ劇場

文・危険な鬼太郎【火曜担当ライター】2021年4月13日

KONAMI麻雀格闘倶楽部はレギュラーシーズンで苦戦を強いられた。他のセミファイナルに進んだチームは2選手以上がプラスを稼いでいたり、EX風林火山滝沢和典以外の選手のポイントはマイナスだがマイナスが小さい。

しかしKONAMIは佐々木寿人がプラス500ポイント近くを叩き出して個人スコア1位になったはいいが、他の3選手はマイナスが200ポイント近くありギリギリでセミファイナルに進んだ。

レギュラーシーズンでKONAMIの躍進の原動力となった寿人が初日でラスになった今、他の3選手が寿人を支える事が出来るか。

【2回戦】

東家 萩原聖人TEAM雷電

南家 村上淳赤坂ドリブンズ

西家 多井隆晴渋谷ABEMAS

北家 高宮まりKONAMI麻雀格闘倶楽部

東3局 親・多井 ドラ【1マン】

東2局に多井が高宮からマンガンをアガって迎えた東3局。

早々に萩原が聴牌を入れるがここで小考。

【6ソウ】【發】のシャンポン聴牌だが両方とも場に1枚見えていて若干待ちとしては不服だ。【6ソウ】を切ってソウズの多面張と【5ピン】のくっ付きの聴牌外しをする人もいそうだし、萩原ならピンフ三色を目指して【發】切りなんかもありそうだ。

しかしここは…

素直に【5ピン】を切っての即リーチを選択。【6ソウ】は全く期待できないが高めの【發】は出アガリが期待できる牌。【發】でアガればリーチ【發】ドラ1の5200点からなので打点は十分。

村上が萩原のリーチの一発目に無筋を持ってきて小考。

リーチの一発目は現物を切るのが一般的だが、この手牌で現物の【5ピン】を切るのでは余りにも弱気が過ぎる。【5ピン】を切って【2ソウ】を手に残した場合、絶好の【3ソウ】を引いてもフリテンの【1ソウ】【4ソウ】【7ソウ】は待ちが弱い。その場合は【2ソウ】を切ってのフリテン解消の【4ソウ】【7ソウ】待ちにするはずなので【2ソウ】は価値がない牌になる。

さらに…村上にとって幸いなのは萩原の捨て牌が強すぎる事。ピンズの【2ピン】【5ピン】【8ピン】とマンズの【8マン】しか通っていないので無筋が多すぎる。なので当然、

ここは無筋の打【2ソウ】。ピンズの【5ピン】の横のくっ付きは逃せない。これだけ無筋があるのだから【2ソウ】が一発で当たることは少ないだろうし、仮に放銃したとしてもそれに見合う手だと村上は思ったのだろう。

そして村上は聴牌即リーチ。

【7ソウ】を引き入れてのピンフドラ1の【3ソウ】【6ソウ】待ち。結果的に現物の【5ピン】から切っても恐らくはこのリーチにたどり着くが、私はこちらの村上の捨て牌の方が美しいと思うしバランスが取れている一打だと思う。少しのリスクを背負ってアガリへの効率を目一杯上げている。

しかし…。ここでまさかの村上が放銃に回る。

七対子ドラドラ赤の聴牌を入れていた高宮のロン牌の【4ソウ】を掴んで、村上が8000の放銃。

東4局 親・高宮 ドラ【5ソウ】

高宮が連続攻撃。親で先制リャンメンリーチを打つ。

リーチタンヤオ赤、高めの【7ピン】一盃口【4ピン】【7ピン】待ちのリーチ。【3ソウ】の2枚目を鳴かず【2ソウ】【4ソウ】とターツを残して上手く聴牌を入れた。

これにすぐに追いつくのが多井。

【4ピン】を切れば七対子の聴牌。当然多井は

たかだか七対子のみの1600点の手で、しかも待ちが2枚見えで地獄待ち【南】待ち。とてもトップ目から親リーチに一発目に打つ牌ではないのでここは打【南】

【4ピン】を切るときは現物になったときぐらいだ。2枚切れのカンチャンとは言え、【2ソウ】【4ソウ】のターツ落としも入っているのでこの親リーチも舐められる物ではない。

多井がドラの【5ソウ】を引いて長考。

1600点では【4ピン】を勝負する価値がないが6400点ではどうか。このトップ目の状況で6400をアガリ切れればもうダメ押し。多井の雀力をもってすれば7、8割がたトップを手中に収める事が出来るだろう。

ここで多井は、

高宮の現物の打【2ピン】打ち。甘い牌は一切打たない。ここでもし高宮に12000でも打つようならばそれこそラスまで落ちる可能性がある。

安全牌に窮していれば暗刻の【4ピン】を切ってとりあず安全牌を増やしつつ、6400の聴牌を取る手もあるが、対子の【2ピン】【東】が高宮の現物なのでひとまずは現物は足りそうだ。

何枚残っているかいまいち分からないドラの【5ソウ】単騎では流石に勝負に出れない。

ここは高宮の一人聴牌で流局。高宮の手牌をジッと見つめる多井が印象的に映った。

この後は3着に沈んでいた萩原が

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