続く【南3局】、堀の河の濃いリーチと

さらに河の濃い松本からのリーチ。

挟まれた丸山は危険牌二つの一向聴からを打ちぬいた。掛かり気味になってしまっていたのかもしれない。

麻雀はメンタルゲームの側面がある。選択のずれがメンタルの乱れを呼び、またずれを引き起こす。丸山には辛い半荘であっただろう。

オーラスは堀が自分の手でアガリを決めて決着。
鬼に金棒、堀に点棒。自由自在に卓上を支配した堀の半荘。その裏ではセミファイナルという短期戦で追い込まれたものに訪れる、麻雀の悪魔ともいうべき負のスパイラルに飲み込まれた選手の姿があった。

毎日が終盤戦のセミファイナル、自由に打てなくなる重圧の中で最後に立っていられるのはどの4チームだろうか。
\近代麻雀シリーズ 新刊情報/