長村大が準決勝へと迫る大勝 有力候補の1人・金太賢もアドバンテージを生かして好位をキープ EX風林火山ドラフト会議指名選手オーディション
【2021年5月28〜30日】
EX風林火山のドラフト会議指名選手オーディションは、およそ全日程の1/4を消化した。ABEMAプレミアムでの配信対局も、毎試合多くの注目を集めている。
5/31には、3回目となる配信対局の模様が公開された。
5/30配信対局メンバー ※ポイント・消化試合数は開始時のもの
本田朋広(日本プロ麻雀連盟) -5.9pt 8戦/16戦
柴田吉和(日本プロ麻雀連盟) 65.9pt 8戦/16戦
金太賢(日本プロ麻雀協会) 152.9pt 8戦/16戦
塚田美紀(最高位戦日本プロ麻雀協会) 0.0pt 0戦/16戦
初戦を迎える塚田以外の3者は、この日が3節目の消化となる。6位以内に食い込むためには、ただ勝つだけでなく大きく勝ちたい節となった。その中で勝ち頭となったのは本田。初戦トップで迎えた2戦目では、南場の親番でダブルリーチ裏裏の満貫など5800・12000クラスのアガリを連続で決めて点数を稼ぎ、終わってみれば9万点オーバーの大トップを獲得。3戦目・4戦目は金との競り合いに屈したものの共に2着でプラスし、1日トータルでは200ポイントオーバーの大勝、一気に8位まで順位を上げた。
また、100ポイント超のアドバンテージがありながらなかなか数字を伸ばせなかった金も、3戦目・4戦目ではともに終盤でトップ目の本田を逆転して連勝。92.8ポイントを積み重ね、全体で2位に浮上した。
大きく数字を伸ばした二人と対照的に、柴田・塚田は共に100ポイント以上のマイナスと、苦しい結果となってしまった。
全体ランキングでは、長村大(日本プロ麻雀連盟)が3節目となった5/28の対局で3トップ2着1回、192.3ポイントのプラスを叩きだす大暴れでスコアを357.7ポイントまで伸ばし、2位の金に112ポイントもの差をつけて首位に立っている。長村は最終節でも勝って400ポイント台までプラスして2次予選を終えられれば、準決勝進出に大きく近づいたと言えそうだ。
また、1節消化組の中では浅井堂岐(日本プロ麻雀協会)小沼翔(RMU)菊地俊介(日本プロ麻雀協会)らが3トップを獲得し、スタートダッシュに成功。彼らが今後どのようにポイントを伸ばしていくかも興味深い。
EX風林火山ニューメンバーオーディションはABEMAプレミアムにて配信中!
5月30日:本田朋広 vs 柴田吉和 vs 金太賢 vs 塚田美紀 (1回戦)
https://abema.tv/video/episode/558-1_s1_p9
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。