「風林火山さんも
やってきたなあ」
本当にものすごいチャンス
EX風林火山ドラフト会議
指名選手オーディション
【菊地俊介インタビュー】
菊地俊介(日本プロ麻雀協会)
Twitter:https://twitter.com/chikuki0223
-今回オーディションをやると聞いたときの印象と、参加しようと思った動機についてはいかがですか。
率直な第一印象は「風林火山さんもやってきたなあ」という感じです。Mリーグは、基本的にはドラフトで指名されるのが正規のルートであって、逆にこちらからアプローチする機会、アピールする機会はなかなかありません。タイトル戦で優勝する、リーグ戦でいい結果を出す、と言ってもなかなか伝わりにくいところがあります。それが、今回はやる気があって応募して、結果が出たら指名してくれます。それは本当にものすごいチャンスだなと思いましたね。
-日本プロ麻雀協会所属のMリーガーは、日本プロ麻雀連盟、最高位戦日本プロ麻雀協会と比べて数が少ないです。今の協会内では、そのあたりの危機感のようなものはあるのでしょうか。
協会のいいところでもあって悪いところでもあると思うんですけど、良く言えば自由、逆に言えば仲間意識がそれほど強くないところが少し見受けられる中で、Mリーグに協会の選手が少ないとか、金さん(金太賢プロ)に至っては雀王を獲って最強位も獲っていたのに指名されなかったという経緯があり、全体として意識は変わってきていると思います。YouTubeとかで前よりもアプローチしていくような動きは、以前よりも増えてきています。
-今回は協会の選手も50人くらい参加している中で、非常に厳しい競争を勝ち抜く必要があります。
それでも、通常のドラフトで指名されるルートだと可能性はゼロだと思うので、それが169分の1、優遇ポイントがあるので実際はもう少し厳しいと思いますけど、それでも可能性をもらえたというのはすごくありがたい話だと思っています。
-また、今回のオーディションでは普段打たない他団体の強豪と顔を合わせる機会もあると思います。
他団体のタイトルホルダークラスと当たる機会はあまりありません。タイトル戦でいいところまでいかないと対戦できない方もいますし、そういう方と対戦したときには、いい経験にしていきたいと思います。
-Mリーガーになるなら、そういう人をみんな倒さないといけません。意気込みをお聞かせください。
まだ実績と知名度、どちらも全然足りていないんですけど、麻雀の実力、内容でいったらかなりいいところにいけると思います。応援の声を力に、頑張りたいと思います。
EX風林火山ニューメンバーオーディションはABEMAプレミアムにて配信中!
5月30日 本田朋広vs柴田吉和vs金太賢vs塚田美紀 1回戦
https://abema.tv/video/episode/558-1_s1_p9
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。