熱論!Mリーグ【Mon】
軋むオリハルコンハート…
笑顔で港へ帰りたい
瑞原明奈を襲う“魔の手”
文・ゆうせー【月曜担当ライター】2020年1月13日
瑞原明奈の参入で、U-NEXT Piratesには笑顔が増えた。
お馴染みとなったこの決めポーズや、
麻雀はサイボーグ、心臓は鋼鉄製でおなじみの、小林剛をも巻き込んでのハイタッチ。
このように、デジタル男子三人衆に溶け込みながら、持ち前の朗らかな人柄と溢れんばかりのエネルギーで、瑞原はチームのムードを明るくしているように思う。
本日1月13日(月)1戦目は、
そんな瑞原明奈の2020年初陣となった。
東家 村上 淳 (赤坂ドリブンズ)
南家 瑞原 明奈 (U-NEXT Pirates)
西家 佐々木 寿人 (麻雀格闘倶楽部)
北家 内川 幸太郎 (サクラナイツ)
実況 小林 未沙
解説 土田 浩翔
この日、瑞原は親番で大物手を連発。
東2局は、
寿人とのリーチ合戦を制して、リーチツモピンフ三色の4000オールをツモアガリ。
南場では南2局に、
ツモタンヤオドラ3の4000オールをツモアガる。
いかにも順調な旅路に見えた。しかし私の胸には、ほんの少しのモヤがかかっていた。
南2局5巡目、
瑞原は、ここから、
打とする。マンズは三面張を固定し2ブロック想定。ソウズも同じく2ブロック。ピンズはを残すことで引きに備えて1ブロックを見込み、安全牌の白も抱えるのが狙いだろう。
しかし、マンズを切るのが早すぎるのではないだろうか。の形は、
あたりを引くと良形で3ブロックが望める、良い牌の並びだ。
例 ツモ→
(引きで良形待ち3ブロック)
ここは攻撃的にいくなら目一杯の打白。やや守備気味に進めるのなら打がよいように思う。
効率的な手組が武器の瑞原。ドラドラがある親番の手牌にしては、やや消極的な選択に感じた。
だが、そんな私の不安をよそに、南2局1本場は、
村上の一人テンパイで流局。1000点を払っての親落ちなら歓迎だ。
チームメイトの小林同様、ハートがとても強い瑞原。ここでの表情も非常に落ち着いて見える。
あと2局、他家の親を落とせばトップだ。Piratesは直近数戦、トップが取れそうで取れないで歯がゆい展開が続いている。
『この試合こそは…』