新鋭・伊達朱里紗が強豪相手に快勝! 首位戦線にも変動あり! EX風林火山ドラフト会議指名選手オーディション
【2021年6月7〜6月10日】
連日、白熱の対局を繰り広げているEX風林火山ドラフト会議指名選手オーディション。有力選手・注目選手も続々と登場していき、見ているファンのみなさんにとっても、手に汗握る展開が続いているだろう。
6月11日に配信された対局は、現最高位・醍醐大をはじめ、ダンプ大橋、大和と見た目から迫力のあるメンバーがそろった。残る一人は、声優として活躍しつつ今年3月に日本プロ麻雀連盟の新設タイトル「桜蕾戦」でプロ初タイトルを獲得した、伊達朱里紗。なんとも異色の組み合わせとなったが、このような通常あり得ない対局が見られるのも、オーディションの大きな魅力の一つだ。
6/11配信対局メンバー ※ポイント・消化試合数は開始時のもの
伊達朱里紗(日本プロ麻雀連盟) 10.8pt 4戦/16戦
醍醐大(最高位戦日本プロ麻雀協会) 85.5pt 4戦/16戦
ダンプ大橋(日本プロ麻雀連盟) -1.7pt 4戦/16戦
大和(日本プロ麻雀連盟) -6.8pt 4戦/16戦
この日の4戦で最も大きく勝ったのは伊達。初戦では南1局の親番でリーチタンヤオピンフツモイーペーコー赤、6000オールのアガリを決めて幸先良く勝利。
3戦目では僅差で迎えた南3局、親番・醍醐のリーチに対してを押し切ってアガリをもぎ取り、接戦を制する。4戦目も取り、伊達は強豪相手に4戦3勝で177.1ポイントものプラスを積み上げた。
残る3者のなかでは、2戦目でトップを取ったダンプが56.3ポイントをプラス。4戦中3戦でポイントを減らした醍醐・大和にとっては苦しい1日となってしまった。
トータルランキングでは、森下剛任(日本プロ麻雀連盟)が16戦を打ち終えて384.9ポイントとなり、首位に浮上。森下は第1節の日程間違いによってマイナス50ポイントのペナルティを課されてのスタートとなったが、16戦8トップで4節全てをプラスし、ポイントを大きく積み上げた。今後打つ選手は、森下の数字を一つの目安にして戦っていくことになるだろう。
また、中月裕子(日本プロ麻雀協会)浜野太陽(日本プロ麻雀連盟)らがスコアを300ポイント台に乗せている他、福島佑一(日本プロ麻雀連盟)浦野修平(日本プロ麻雀連盟)も200ポイント台後半の好位置につけている。実績のある選手が力を示すのか、新鋭が台頭するのか、ランキングはまだまだ大きく動きそうだ。
EX風林火山ニューメンバーオーディションはABEMAプレミアムにて配信中!
6月11日:伊達朱里紗 vs 醍醐大 vs ダンプ大橋 vs 大和(1回戦)
https://abema.tv/video/episode/558-1_s1_p21
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。