この2ヵ月でめちゃめちゃ成長できた、必ずリベンジできるようプロとして頑張る
EX風林火山ドラフト会議
指名選手オーディション:決勝4位
友添敏之(最高位戦日本プロ麻雀協会)
Twitter:https://twitter.com/pottikyoto
友添は2次予選を全体2位で通過すると、準決勝では8戦4トップ2位3回の大暴れでポイントを荒稼ぎし、首位で決勝進出を決めた。決勝でこそ牌に恵まれず厳しい戦いを強いられたが、麻雀はもちろん、アフロヘアーの独特な風貌や軽妙な語り口も相まって、本オーディションを最も盛り上げた一人だと言えるだろう。決勝直後の友添に、話を聞いた。
-決勝は厳しい戦いになりました。
内容は見ての通りでめちゃ苦しかったんですけど、後悔はないんですよね、不思議と。今の僕ではこれが精いっぱいだな、というのはできた気がするのと、一番の感想は「もう終わっちゃうのか」という感じでしたね。高校野球の甲子園みたいに、予選から勝ち上がっていって、165人くらいの人が負けていくなかで決勝まで残れて、僕は優勝に手がかかるところまではたどり着けなかったですけど、最後まで戦えて、それが終わっちゃうのが悲しかったですね。最後の半荘、僕はほとんど目がなかったですけど、終わっちゃうのが悲しくて、一局一局がすごく重かったですね。
-オーディション全体を振り返って、いかがですか、
とりあえず僕、この2ヵ月でめちゃくちゃ成長したんですよね。ABEMAでたくさん映してもらうことで、応援してくださる方、僕の名前を知ってくださる方も増えて、すごく感謝しています。それ以外にも、映っている自分の姿を見るときに、やっぱり松ヶ瀬さんも本田さんも小沼君もすごく立派だったし、僕の至らないところが見えたので、麻雀プロとしてどういうふうにあるべきか、麻雀の内容や立ち居振る舞いとか全てを含めて勉強になった、成長できた感じがします。内容に関しても、具体的に何、ということは今はないんですけど、足りなかったことを見直すきっかけになるかなと思っています。
-今回のオーディションで、応援してくださる方もすごくたくさん増えたと思います。応援してくださる方々に向けて、メッセージをいただけますか。
今回は初めてこんな大舞台で何日間も打たせていただいて、それで初めて知ってくださった方もいらっしゃると思います。ご視聴ありがとうございます。松ヶ瀬さんも本田さんも小沼君も、誰が勝っても僕は納得していますし、僕が一番足りていなかったなと思うので、今回は完敗です。ただ、今日負けたからといって明日以降負けるわけじゃないので、必ずリベンジできるように、僕はプロとして頑張ります。
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。