逆境をはね除けた四暗刻単騎! 松ヶ瀬隆弥が本田朋広らを退けオーディション優勝、次期Mリーガーに 風林火山オーディション決勝レポート【7月23日】

逆境をはね除けた四暗刻単騎! 松ヶ瀬隆弥が本田朋広らを退けオーディション優勝、次期Mリーガーに

Mリーグのオフシーズンで注目の的となった、EX風林火山のドラフト会議指名選手オーディション。優勝した者はEX風林火山が今年8月のドラフト会議での指名を確約、すなわちMリーグへの扉が開かれるということで、170名近い麻雀プロが参戦し、白熱の対局を繰り広げてきた。

2ヵ月以上にわたって行われてきたオーディションは、7/23に最終日を迎えた。ここまで勝ち残ってきたのは、団体・実績・年齢・拠点とそれぞれに違う4名。この中の一人が、新たなMリーガーとなる。

■第1戦

注目の初戦は、本田のゲームとなった。南1局親番では連続で満貫のアガリを決めて大きなリードを築き、そのまま逃げ切ってトップを獲得。この勝利で松ヶ瀬をかわし、トータル2位に浮上した。

 

2番手争いが熾烈となったオーラスは、小沼・友添が立て続けに逆転条件をクリアするリーチをかける。松ヶ瀬が二人の一発を消す鳴きを入れるが、選ばれたのは友添のロン牌【8ピン】。2巡目に友添が切った【7ピン】が読みを狂わせたか、この直撃で友添が2番手に浮上、ポイントをキープして初戦を終えた。

1位:本田朋広 +72.6pt

2位:友添敏之 +0.0pt

3位:松ヶ瀬隆弥 ▲23.0pt

4位:小沼翔 ▲49.6pt

 

■第2戦

第2戦の東1局1本場、親の松ヶ瀬が現状首位の友添とのリーチ対決を制し、ハネ満を直撃。松ヶ瀬にとっては、ライバルとのトップラスの並びを作る理想のアガリとなった。

松ヶ瀬は親が落ちた後も2度の満貫ツモを決め、6万点オーバーで南場の親番を迎える。南1局親番でのメンホンリーチこそ実らなかったものの、南2局以降は全て自身のアガリで決め、7万点に迫る特大トップ。これで友添をかわし、首位に浮上した。

1位:松ヶ瀬隆弥 +88.9pt

2位:本田朋広 +6.2pt

3位:小沼翔 ▲21.7pt

4位:友添敏之 ▲73.4pt

 

■第3戦

第3戦東3局、ここまで苦戦が続いていた小沼が友添から満貫を出アガリ、トップ目に立つ。

だが、南場に入って本田が爆発。南1局のタンヤオ赤3を友添から仕留めたのに続き、南2局親番では小沼とのリーチ対決を制して満貫ツモ。

 

小沼も南3局2本場でリーチツモホンイツチートイツのハネ満ツモを決めるが、オーラスは本田がツモピンフドラドラ赤赤のハネ満を決めてさらに加点して試合終了。小沼を振り切って決勝戦2勝目を挙げ、首位に浮上した。

1位:本田朋広 +76.8pt

2位:小沼翔 +17.8pt

3位:松ヶ瀬隆弥 ▲26.9pt

4位:友添敏之 ▲67.7pt

 

■第4戦

第4戦は残り3連勝条件となった小沼が東3局1本場、親番の東4局と2局連続で松ヶ瀬から満貫を直撃、抜けたトップ目に立つ。

 

 

離れた4番手となり厳しい状況に立たされた松ヶ瀬だったが、東4局2本場で起死回生となる四暗刻単騎テンパイを入れる。友添のリーチを受けて【發】単騎から【2ソウ】【3ソウ】待ちに変えると、直後に友添がツモ切ったのは四暗刻になる高目【2ソウ】。松ヶ瀬が2次予選最終戦に続く役満・四暗刻を決め、一気に2番手まで浮上した。

松ヶ瀬はさらに南場の親番でアガリを重ね、ついにトップまで浮上。オーラスではいったん小沼の逆転を許すが、最後は本田・小沼との3人テンパイを制して再逆転トップを獲得。これで松ヶ瀬が首位奪還。一方の小沼、友添は非常に厳しい状況に追い込まれた。

1位:松ヶ瀬隆弥 +67.3pt

2位:小沼翔 +22.8pt

3位:本田朋広 ▲17.8pt

4位:友添敏之 ▲72.3pt

 

■第5戦

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