麻雀の怖さを改めて感じた もう悔しい思いはしたくない EX風林火山ドラフト会議指名選手オーディション決勝戦【本田朋広インタビュー】

麻雀の怖さを改めて感じた 

もう悔しい思いはしたくない

EX風林火山ドラフト会議

指名選手オーディション:決勝2位

本田朋広(日本プロ麻雀連盟)

Twitter:https://twitter.com/104307

近年活躍がめざましい本田は、オーディション2次予選では勝ち上がりラインに届かないまでも好成績を残し、EX風林火山ファンの支持を受けてワイルドカードで準決勝に進出。準決勝・敗者復活戦では厳しい状況に追い込まれながらも挽回する勝負強さを見せ、決勝へと勝ち進んでファンの期待に応えた。改めて感じた麻雀の怖さや難しさ、悔しさ、そして新たに生まれた仲間との縁。優勝にこそわずかに届かなかったが、このオーディションは麻雀プロ・本田朋広にとってかけがえのない経験となったはずだ。

-優勝まであと一歩でした。率直に、今のお気持ちを。

ワイルドカードで準決勝に選んでいただいた感謝の気持ちを結果で何とかしたいと思っていて、決勝に残れ、決勝も結構予定通りというか、予定以上の形で進んでいました。4回戦では並びも最高でこれ以上ない展開、自分も苦しい中で自分が退きながら松ヶ瀬さんに放銃してもらうという理想的な展開まできたんですけど、まさかそこで・・・(四暗刻単騎が出るとは)。あとは親を何度も落としに行って泥沼、という感じでした。

-最終戦は現実的な条件を残し、ほぼ真っ向勝負でした。

オーラスは手を開けたときに行けると思っていましたけど、親リーチも来て、結果テンパイもできずに終わってしまいました。悔しいって感じですよね。

-このオーディションは、どのように捉えていますか。

オーディション自体はおよそ170分の1という争奪戦じゃないですか。もっとピリついていて、会話もないのかなと思っていたんですけど、予選や準決勝では控え室がみんな一緒で仲良くさせていただいて、このオーディションを通じて仲良くなった人もいますし、本当に楽しかった、というのは一つあります。一人しかなれないのに一緒に目指すというなんとも言えない心境で、一人ひとり脱落していくのは見ていられなくて、みんなで決勝に行きたい、そんな気持ちで楽しめました。結果優勝できたら本当に最高だったんですけど・・・全てがうまく行きすぎて、できすぎて、でも役満、矢島(亨)さんもそうだったと思いますけど、もう決まるようなところでああいうことが起きて、改めて麻雀は面白いですけど怖いなと思いました。

-準決勝最終日の集合写真がすごくいい写真だと思いました。

 

-今回の活躍でMリーグにも近づいたと思います。もしかしたら、今後指名もあり得るのでは。

このオーディションを通じて自分の良さを見ていただいて、もしも選んでいただければうれしいですけど、いいところ半分、悪いところ半分だったので。

-今後のプロ生活に、このオーディションを生かしていきたいですか。

悔しくてまだ整理しきれていないですけど、一番にあるのは、こういう悔しい思いを何回もしたくない、ということですね。昨年から、自分で言うのも恥ずかしいですけど活躍をして、いろいろな決勝にも進んで、でも結局決勝に残るだけで負けちゃう、みたいことが続いています。そこは何とか今後に向けて、もう悔しい思いをしないように頑張っていきたいと思います。

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