「個人でプラス200、そしてチームの優勝が目標 新Mリーガーの中で一番の活躍を」 TEAM雷電・本田朋広インタビュー

8/3のMリーグドラフト会議でTEAM雷電より指名を受けた、本田朋広。近年では日本プロ麻雀連盟のタイトル戦「麻雀グランプリMAX」を連覇しただけでなく、「十段戦」「麻雀最強戦2020」「EX風林火山ドラフト会議指名選手オーディション」など、注目を集める舞台でいずれも決勝まで勝ち残った、躍進著しい打ち手だ。

結果を残し続けてきた男は、TEAM雷電の悲願を果たすための、強力なピースになるだろう。今回は契約を終えた本田、そして高柳寛哉監督に、新シーズンに向けての思いや意気込みを聞いた。

-正式に契約を結ばれて、今の心境はいかがですか。

本田 まだ実感はないのですが、シーズンが始まるまで緊張しっぱなしだと思います。しっかりやれるかどうか、始まってみれば変わるとは思いますが。今は(富山から東京への)引越の準備などでバタバタしていて、いろいろなことを考えながら生活しています。

-すでにゲストなどで「TEAM雷電」の一員としてサインを求められたりポーズを求められたりしていると思います。そういうところでも実感は増してくるのでは。

本田 そのような声をいただくたびに、チームの一員になったんだなと感じます。チームメートや監督などチームスタッフの方々に迷惑がかからないよう、一人の選手としてしっかりやっていく必要があると思いました。

-チームメートとは既にお会いしましたか。

本田 一度、みなさんとお会いする場がありました。

-新シーズンに向けて練習会を開くことなどは。

本田 僕はいつでも参加できるくらい時間はありますけど、他のみなさんは仕事も忙しいでしょうし、こうした時期でもあるので、現状特に決まっているものはありません。みなさんの時間が合えば、勉強会などはしたいと思っています。

-Mリーグで戦うにあたって、先輩方からアドバイスなどはありましたか。

本田 黒沢(咲)さんから、高い手をアガる秘訣をアドバイスしていただきました。お口をバッテンマークにする、という(笑)。

-Mリーグを戦うにあたって、自分の麻雀を変える、調整するというところはありますか。

本田 普段赤入りの麻雀をやっていないので、そこに合わせていこうと思っています。でも基本は自分のベースというか、あまりつまらない仕掛けをしたり安い手を組んだりというのはしないようにしているので、それはそのままMリーグでも生かしたいと考えています。

-高柳監督に伺います。改めて、本田プロに期待するところは。

高柳 勝つための補強をする、その前提の元に本田選手を獲得しました。期待するのは1ポイントでも多く稼いでもらう、その1点です。

-具体的に「これくらい勝ってくれたら」という数字はありますか。

高柳 200ポイントぐらい勝ってほしいですね。

本田 僕としてもそれが最低条件ですね。200ぐらい勝ちたいです。

-本田選手がそれだけ勝てば、チームとしても初のファイナル進出が見えてくると思います。

本田 みなさんファイナルのことを言いますけど、ファイナル進出は当たり前のつもりです。僕は優勝を目指したいので。優勝して、賞金が欲しいです(笑)。

高柳 その意気込み、大切ですね!僕たちも当然「優勝を目指す」と思ってやって来ましたが、この3年間なかなかファイナルに辿り着けないことで、ついつい「まずはファイナル進出を目指す」と言いがちになっておりました。もちろん全員優勝を目指す気持ちを持っていますし、本田選手は過去3年の我々の「セミファイナルの壁を乗り越えられない」という変なトラウマが全くないまっさらの状態なので、その感覚と気持ち、意気込みに期待をしたいと思います。

-本田選手はMリーグで、この人と戦いたい、この人と対戦するのが楽しみ、この人には勝ちたい・負けたくない、みたいなものはありますか。

本田 戦うのが楽しみなのは、やっぱり滝沢(和典)選手ですね。自分がプロを目指すきっかけになった選手なので。あとは、同級生の堀慎吾さんとも戦ってみたいです。ただ、今の時点で一番にあるのは、(EX風林火山の)オーディションで負けた松ヶ瀬(隆弥)さんにリベンジしたいという気持ちです。

-EX風林火山と戦うことにも特別な感情はあるのでは。

本田 特にそういった気持ちはありません。EX風林火山だからとかではなく、どこのチームにも負けたくはありません。

-最後に、意気込みやファンの方へのメッセージをいただければと思います。

本田 ファイナル進出は当たり前、とにかく優勝を目指しますし、雷電ユニバースの皆さまにファイナルを楽しんで見て頂きたいという気持ちを強く持っています。それと個人的には、今年加入した選手の中では1番の成績になりたいです。その結果として、チームが好成績を上げ、個人としてもシーズン通じてMリーグ全体の中でも活躍した選手となれるよう頑張りたいと思います

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