「ここ5年では一番練習してきた 好成績で恩返しを」EX風林火山・勝又健志 コメント
昨シーズンのファイナルで大活躍し、優勝の原動力となった勝又健志。新シーズンに向け、「麻雀IQ220」の頭脳はすでに万全のウォーミングアップができているようだ。応援してくれる人たちへの恩返しは、何よりも勝つこと。軍師は静かに準備を整え、開幕を待つ。
-Mリーグを控えてかなり麻雀を打ってこられたと伺いましたが、状態はいかがですか。
麻雀なので日によって違いますけど、しっかり対局はできていますし、かなり深いところまで読み切れるのではないかと思っています。
-新シーズンに向けて、たとえば新しい選手を研究するなど、特別にやったことなどはありますか。
麻雀プロは全員がどんどん強くなります。相手の研究については始まってからでないとどれだけ強くなっているか分からなくて難しいところがありますから、まずは自分磨きを意識してきました。
-今シーズンはディフェンディングチャンピオンとしてシーズンを迎えます。
ディフェンディングチャンピオンだから今シーズンが有利というわけでもないので、1からできることをコツコツと、という感じです。もちろん他のチームから研究はされていると思いますし、どんな戦いになるかは始まってからですけど、昨シーズン優勝して学んだのは、EX風林火山は1年目にレギュラーシーズンで優勝してファイナル2位、次はレギュラーシーズン8位で敗退しました。昨年はギリギリでセミファイナル・ファイナルとつながって、最後は優勝。これまでにいろいろな順位を経験できました。その中で一番思うのは、セミファイナル・ファイナルに有利なポイントを持っていきたいという人が多いですけど、とにかく粘り込んで次のステージに進むことが大事、ということです。そういうところを大切に、という意識で取り組んでいます。
-具体的な練習方法についてはいかがでしょう。
数はめちゃくちゃ打ちましたし、ありがたいことに放送対局の機会が多いので、それで自分の麻雀を振り返ることもしました。家で研究もしますし、卓について打ちまくることもしました。ここ5年では一番練習していると思います。
-スポンサー3社が継続し、さらに1社増えました。
僕たちが戦いやすいようにみなさんがいろいろなことを考えてくださるのは、とてもありがたいことだと思います。優勝したことでインタビューしてもらえる機会も増えましたし、なんとかいい成績を残して、目立って恩返しできたらと思います。
-あらためて、ファンの方やMリーグを見てくださる方に向けて、メッセージをいただけますか。
今の段階ではまだ「優勝します」というのは早いと思います。まずは自分たちらしい麻雀で一つひとつ積み重ねて、最後はみんなで共に喜べたらと思っています。
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。