進化するMリーガー瑞原明奈、チームの未来を勝ち取るために見せた果敢な攻め麻雀【Mリーグ2021観戦記10/5】担当記者:江嵜晋之介

リーチ・赤赤のカン【6ソウ】待ち。ツモれば単独トップ、出アガリでも黒沢との同点トップになる。【6ソウ】は山に3枚残り。ここで魔王の一撃が出るのか。

このリーチに降りられないのは瑞原。点差が1,900点なので、ノーテン罰符でも順位が変わってしまう。12巡目に【6マン】をチー。


流局間際に【3ソウ】を引きなんとか聴牌を入れる。


【4マン】は佐々木に通っていないが、聴牌を入れ押している魚谷の現物であるため消去法で【4マン】を選択。
そしてなんと最終ツモ番で佐々木が瑞原の当たり牌【6ピン】を掴んでしまう。


タンヤオのみ1500点。佐々木の当たり牌【6ソウ】は最後まで山の中だった。決め手を潰された佐々木。点数以上に手痛い放銃となる。

続く南4局1本場、聴牌一番乗りは黒沢だったものの、面前で聴牌を入れた瑞原がリーチ!

数巡後、佐々木が【西】を掴み放銃。


リーチのみ、2,000は2,300。とうとう瑞原がトップを奪還する。

しかし南4局2本場、早々に条件を満たした魚谷と黒沢のめくり合いになり…。

三面張同士の対決は黒沢に軍配があがった。300‐500の2本場で終局。


雷電はこの日の対局を連勝で終えることができた。
毎シーズンスタートダッシュに苦戦していた雷電だが、2021シーズンはこれ以上ない始まりとなった。
新しく加入した本田の活躍も含め、今年の雷電は今までと違う物語を見せてくれそうだ。

そして惜しくも2着となった瑞原。スタッツを見返しても、今日は攻撃寄りの選択が多かったように思える(逆に佐々木は手牌に恵まれず、リーチ1回和了0回と佐々木らしくない数字になっている)。


まだ始まったばかりの今シーズン。新メンバーだけでなくベテラン選手達も、我々の予想を超えてくる闘牌を見せてくれるに違いない。

これから平日の19時を迎えるのが、楽しみでしょうがない。

 

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \近代麻雀新刊&おすすめ/