日向選手とたろう選手が真逆のような打ち筋を見せながら、お互い結果を出すという面白い展開で試合は進みますが、
そんな二人の攻防を尻目に、まるで魔王のような全員の心を折るアガリを連発していく伊達選手。
しかしたろう選手は親番ある限り諦めません。
ダマテンにすれば2着は堅そうな手でもトップを目指してリーチをかけていきます。
この6,000オールで猛追するも、そこから二の矢が放てず。
さらに日向選手の粘りもあって、
日向選手と2400点差の2着争いでオーラスに入ってしまいます。
親の朝倉選手に動きがなく流局ノーテン終了も見える中、ノーテンで終わると3着落ちの可能性もあったたろう選手に残りツモ1回のところでギリギリテンパイが入ります。
これで一安心の2着キープ…
なんて考えはたろう選手には勿論ありませんし、全然心も折れてなかったです。
『親番ある限り諦めない』って書きましたが、親番なくても諦めないの間違いでした。
これはリーチ一発ツモタンヤオハイテイドラ赤裏のドリーム倍満宝くじが一番の狙いですが、このリーチで日向選手が朝倉選手に鳴かせにいっても全然OK。
親の連荘は望むところで、伊達選手以外の3人テンパイなら次局はハネ満ツモればトップになります。
結局親の朝倉選手がノーテンで伊達選手がトップで試合は終わりましたが、3着に落ちる心配なんてどこかに投げ捨てたゼウスの異常なまでのトップ愛が観れて今日も楽しい一日になりました。
日本プロ麻雀連盟所属16年目。
一日中麻雀観るか野球観るか漫画読むかして、たまに寝る。
Twitter:@koshishi0610