最後も生牌のを切ってテンパイを取れたが、こうなってしまえば少しの危険も冒したくはない。現物を抜いて手じまいだ。
とはいえ、試合は最後まで沢崎のものだった。オーラスは伊達のリーチを自らのアガリでかわして試合終了。終わってみればアガリ5回の放銃ゼロ、これぞ完勝でございます。
2時間10分越え、全16局の熱戦を振り返り、さらりとひと言「いい運動になりました」。マムシの沢崎はまだまだ元気、今後も我々に、麻雀の奥深さと熟練の技を見せてくれることでしょう。
さてさて、次回は誰がどんな活躍を見せてくれるのか。さらなる熱戦に期待を寄せつつ、Mリーグいくさ物語、本日のところはこれにて、読み終わりでございます。
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。
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