魚谷はいともあっさりとテンパイを崩した。
魚谷は「ドリブンズとの直接対決が一番多いのはウチなので」と語る。
なんと、フェニックスはボーダーを強く意識していたのか。
ドリブンズとの差は490pt近くあり、傍目からは安泰に見える。
逆に言うと、万が1つにもこぼすわけにはいけないのだ。
そう考えると、タンキが微妙というだけでなく、ドラのを切ってきた園田(対面)のリーチに備えてダマにしておくという選択は十分に理解できる。
思い起こせば、1戦目の茅森もそうだった。
本田のリーチを受け、絶好のをツモった場面。
ドラ1あるので(もしくは)を切って追っかけるのが普通だが、茅森はダマテンに構え、無筋を引いてあっさりオリた。その無筋は
ドリブンズ・たろうの当たり牌だった。
茅森は、たろうがラス目の今、わざわざ愚形で追いかけるほどではないと判断したのだろう。
こうなるとドリブンズは苦しい。
繰り返しの画像で申し訳ないが
フェニックスがドリブンズを意識しているということは、当然ABEMASも格闘倶楽部もサクラナイツもドリブンズを意識しているはずだ。
場合によってはこれらのチームでアシストしあい、ドリブンズにトップを取らせないことだって考えられる。
そうすることによって確実にセミファイナルに進めるのだから、当然の戦略だ。
ドリブンズ包囲網。
4チーム、あるいはそれ以上のチームから徹底マークされるドリブンズは数字以上に苦しい。そもそもの数字も苦しいのに。
こうして園田のリーチは
空を切った。
ドリブンズはこのまま沈みゆく運命なのか…
「ポン!」
ドラ3の手牌なので積極的に仕掛ける園田。
運命は…
自ら切り拓くものだ!
20004000の1本場で自分の出したリーチ棒も回収。
幸先の良い出だしとなった。
真・至極の一局
「真の至極の一局は言えない」
対局後に堀が語っていたが、私はこの一局が真・至極の一局じゃないかと予想する。
東3局1本場。
親の堀はポン→ポン、とオタ風2つをポンする。
やや苦しいが、ドラがということもあり、他家からみたら脅威になる。
他家が足を止めているうちに… と思いながら進めようとするとにロンの声。
やばい! 抑え込むべきドリブンズに放銃してしまった。
しかもドラや赤をたんまり抱えていそうだ!
からのー
「1300は1600」
(耐えた~!)
これが至極の一局ではないかと思ったが、地味だし別に言えなくもないから違う可能性のほうが高い。
ともあれ、ここまでは園田のペースで進んだ。
しかし迎えた親番、東4局に
堀が高め三色の3面チャンリーチを打つ。