【 #神域リーグ 第6節観戦記】第16試合 村上淳 vs Fra vs 天宮こころ vs 因幡はねる【文 #縦鳥千波 】

Fra選手もうまく形式テンパイをいれて2人テンパイ。
因幡選手の成長期に立ち会っているかのような局だった。痛い目をみることもあるかもしれないが、成長痛みたいなもので、強くなるにはこの局のような挑戦は絶対必要なことだ。

【東2局1本場 因幡選手、勇気のリーチ】

因幡選手は字牌を切ればイーシャンテンにとれる状況。

イーシャンテンにはとらずに、チンイツホンイツにここで決めた。
リーチ手順だとほぼ愚形になるか、赤ドラがでていきそうだが、チンイツならば、打点が担保されていて仕掛けがきく。

下家の村上選手からリーチが入ってすぐにアタリ牌の【8マン】を引いてしまう。

【2ソウ】を切ればテンパイとなったが、【8マン】【4ソウ】待ちの魅力のない待ちになってしまう。

しかし、思い切ってリーチとした。【8マン】を切ってチンイツのイーシャンテンにしてもおかしくない場面だった。
チンイツに向かっても【2ソウ】のくっつきが弱いため、今から変化をみるとアガリ率は減りそうだ。それにしても、先ほどまで、打点をみた手組をしていただけに、勇気のあるリーチだ。

流局して、因幡選手は放銃回避から、加点まですることができた。

【東3局 村上淳選手がまたも先制リーチ】


次局も村上選手が先制リーチ。【東】は因幡選手ともちもちになっている。

因幡選手はここで、【東】に手をかけてしまった。
【2ピン】のほうが安全だが、次には【東】で放銃しそうである。
村上選手はもし【東】がでていたら鳴いていたのか気になるところ。
雀魂の操作がまだ不慣れで「鳴き無し設定」を使わないため、鳴かなくても【東】を持っているのがばれてしまうのだ。

因幡選手には手痛い放銃となったが、村上選手が東場で一歩抜け出す大きなアガリをした。

【南2局 ドラゴンガールは健在】

【白】をポンした天宮選手。ドラは【1マン】だが、ここで何を切るか。
トイトイや、ホンイツなども見られるタイミングだ。

【6ピン】として、鳴きにくそうな場所が残っているトイトイは見切ってホンイツとドラをみる選択をした。

一方、親のFra選手も赤ドラ2枚のくっつきイーシャンテンで、圧倒的にいい手牌。

トップ目の村上選手は局を進めたいため、【7ピン】チーから発進。門前派で有名な村上選手だが、アガリの価値が大きいときはしっかり仕掛けていく。

天宮選手が最初にテンパイ! ソーズ待ちに見え【3マン】待ちは盲点になりそう。

でもここで終わらずドラゴンガールらしくドラ引きの変化!
盲点な待ちになる【3マン】待ち続行と悩んだようだが、やはり打点が違いすぎる。

しかも、連続でドラを持ってくる! ドラゴンガールを信じて正解の選択で満貫のアガリ。

天宮選手がトップ目に浮上。
チームアキレスにとっても復活の兆しがみえる大きなアガリだ。

【南3局でもドラがくる】

親の天宮選手に今度は最初からドラが3枚。しかも【南】が暗刻になり仕掛けもきく。さらに【2マン】を重ねて七対子のイーシャンテンになった。

【2マン】をポンして仕掛けのきくイーシャンテンになった。
七対子よりかなり早くて、【南】暗刻で安全度もあるため、これは鳴く一手だ。

しかし先制テンパイをいれたのはFra選手だった。
着順アップには打点が物足りないが、かといって変化も少ないため、リーチしてしまったほうがいいだろう。

ドラ3の天宮選手はしっかりリーチに立ち向かってテンパイをいれた。

結果はFra選手のツモだったが裏ドラがのらず、着順が変わらないままオーラスに。

【南4局 僅差のオーラス】

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