「超繊細なる巨砲」松ヶ瀬隆弥 その繊細さと勝負強さが生んだ 乾坤一擲の一打【Mリーグ2022-23観戦記10/21】担当記者:後藤哲冶

天空から、超巨砲の一撃が振り下ろされた。

この勝負強さ。
2000-4000にリーチ棒供託が2本。
大きすぎるアガリで、松ヶ瀬が勝負を決めた。

オーラスは流局で終局。

見事に松ヶ瀬がチームにトップを持ち帰った。

最終結果はこのようになった。
内川は終始手が入らず、苦しいラス。
近藤はリーチ対決の放銃が、響いてしまった。

多井は果敢なリーチ攻勢が実らずとも、小技を駆使して2着を確保。
この辺りの巧さも、彼が最速最強たる所以なのかもしれない。

“乾坤一擲”。チームで掲げたこのスローガンは、ポストシーズンの大事な場面で大勝負に出ようという意味合いらしい。
しかしそのポストシーズンにたどり着くには、この険しいレギュラーシーズンを勝ち残らなければならない。

今日見せてくれたこの松ヶ瀬のトップへの執念と勝負勘は、風林火山がポストシーズンに辿り着くために、そしてポストシーズンで“乾坤一擲”の勝負をするために。
確実に欠かせない武器になるはずだ

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