〜DATE is back.〜
Mリーグ「三冠王」
伊達朱里紗の帰還!
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2025年10月23日
2021-22シーズンにMリーグデビューするやいなや、
2021年11月18日には105500点というとてつもないスコアを叩き出し、シーズンを通しての「最高スコア賞」を獲得。
トップを獲ったあとの「ウイニング水飲み」も話題となった。
翌2022-23シーズンでは、10月3日の開幕日に、
いきなり四暗刻のアガリを決める。
この年は「MVP」に輝いた。
さらに2023-24シーズンは、
「4着回避率1位」のタイトルも獲った伊達。
Mリーグの「三冠王」と呼ばれている。
野球などとは言葉の意味合いが違ってくるが、デビューイヤーから立て続けに個人賞を3つも獲得した活躍ぶりは、素晴らしいというほかない。
昨年度は、タイトルに手が届かなかったものの、レギュラーシーズンではプラス98.6の安定した成績でチームに貢献。
ここまでの4年間、Mリーグ通算で900ポイント以上ものプラスを叩き出しており、チームやファンの伊達への信頼は厚い。
また、他チームの選手からも、
「伊達ちゃんは麻雀そのもの」
と、一目も二目も置かれる存在、
それが伊達朱里紗なのだ。
ただ今季、伊達は少し苦戦をしていた。
ここまで6戦してトップなし。マイナスは92.1ポイントとなっている。
正直、100ポイントも負けていないのにもかかわらず「伊達ちゃんは調子が悪い」と言われること自体、凄い話だとは感じる。
それだけ、今までの活躍が凄まじく、「伊達は勝っている」というイメージが強いことを示しているのだろう。
またチームとしても、例年、KONAMI麻雀格闘倶楽部は開幕からポイントをガンガン上乗せしており、いわゆる「スタートダッシュが抜群」なチームなのだが、今季は、
12試合を終えた、10月3日の時点でなんと最下位。
いつもとは違うレギュラーシーズンの始まりであったが、ここからチームは、
13戦で8トップと急加速。
1戦目に登場した滝沢も、個人4連勝を決めた。
チームに波がやってきている。
乗るしかない、このビッグウェーブに。
2戦目に出場する伊達は、
笑顔の裏に闘志を燃やしていた。
第2試合
東家:鈴木優(U-NEXT Pirates)
南家:醍醐大(セガサミーフェニックス)
西家:伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
北家:石井一馬(EARTH JETS)
東2局、
伊達が
を捨てて目一杯に構えた場面だ。
を先切りせずに持つ利点としては、
が自分の目からすべて見えており、
自体の安全度が高い、というのがまず挙げられる。
また、
を残すことでドラ
を引いたときには一盃口がついてくる。
そして、














