Mリーグ2022-23 開幕前囲み取材 TEAM雷電 「日本全国を巻き込む雷電フィーバーをやってみせる」

Mリーグ2022-23 開幕前囲み取材 TEAM雷電
「日本全国を巻き込む雷電フィーバーをやってみせる」


©Mリーグ

(左から)
本田朋広 黒沢咲 萩原聖人 瀬戸熊直樹 高柳寛哉監督

昨シーズン、マイナス1200を超える記録的大敗を喫したTEAM雷電。Mリーグで唯一ファイナル進出がないチームであり、今シーズンに期するものは大きいはずだ。チームのカリスマ・萩原聖人らに、今シーズンの意気込みを聞いた。

萩原 昨シーズンのことは忘れた忘れたと言っていますけど、そんなに簡単に忘れられるものではありません。こうしてシーズンが始まるという実感を、5年目ですけどこういう空間に来ると感じるので、去年の何かを今年は本当にプラスのエネルギーに変えて戦えるのではないかと思っています。

今年は3人新しい選手が加わって、ユニフォームも、ウチはそんなに大きく変わっていないですけど、すごく新鮮ですね。5年目は慣れてくる時間であると思っていて、その慣れがいい方向に行くのか悪い方向に行くのかもすごく大事になってくると思いますけど、新しいユニフォームを見たりするとフレッシュに、1年目の気持ちをもう一度思い出して、重たいものではない、未来に向けたワクワクみたいなものを感じながら戦えるシーズンになるのではないかと思っています。

今シーズン、どのチームが勝てばMリーグが一番盛り上がるのか。それは誰に何と言われようと、言わずもがな雷電だと思っています。そのための悔しい思いの下準備は4年間、しっかりとしてきました。今年こそそれを全て爆発させて、日本全国が巻き込まれるような雷電フィーバー、やってやります。

瀬戸熊 新しいシーズンが始まってきて、周りから見たら調子が上がっているように見えると思いますけど、結局Mリーグではまだ結果を出せていないので、そこは全然別物だと思っています。ゼロからのつもりで、キャリアをまた一つずつ積み重ねるくらいの気持ちで、新人のときにチャンスをもらったような形でやろうと思っています。

今シーズンに限って言うと、対人というより対自分になっているので、チームとしても個人としても弱かった4年間と決別するために、何か足りないものが絶対にあったはずなので、そこと戦うようにしています。32人集まって「さあ新しく始まるぞ」というところで、またふわっとした気持ちでシーズンに突入するのはよくないので、開幕の日も普通の試合が続いているような感じで、毎日毎日コツコツやろうと思っています。

黒沢 去年が本当に苦しい1年だったこともあると思いますけど、オフシーズンが体感としてすごく長かったです。今日は会場に入ってきて選手たちや新しいメンバーを見て、いいかどうか分かりませんけど、私自身はワクワクの気持ちがすごく湧いてきています。初心を思い出してというか、今は楽しみな気持ちでいっぱいです。

本田 2年目にしてもう後がない状況にはなっていると思います。もともとプロとして結果が出なかったら後がないというのは、当たり前というか普通のことだと思うので、いつか結果が出る、じゃなくて、今シーズンは必ず結果を出したいと思っています。(シーズンオフは)いろいろと試合を見返していました。バースデーの振り返り配信とかを見ていても「全然打てていないな」と思いましたし、そういうものを見返しながら今シーズンに向けて調整していました。

高柳 シーズンへの準備は常にしているので、特別何か、ということはありません。僕にとってもオフシーズンは長かったと思いましたし、去年がああいう記録的な負け方をしたこともあったので、逆に引きずっていないというか、一回リセットされて、新しいシーズンに臨むような、今までにない感覚でいます。すごくワクワクしていて、楽しみです。今年はどんな状況だったとしても雷電らしく、明るく楽しく面白く、という形でシーズンを進めていきたいと思っています。実力が劣っているとは全く思っていないので、力を発揮できるといいと思います。

 

また、萩原は勝ち負けだけでなく、「Mリーグを盛り上げることについて全員でやれることがないかと悩みたい」と、5年目を迎えるMリーグの現状についても語った。雷電としてもそのために、今4人ができることに全力でやりきりたい、と語った。今シーズンのMリーグがさらなる熱狂を生むために、TEAM雷電の巻き返しは必要不可欠な要素だと言えるだろう。

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