その戦法に隙は無し!KONAMI麻雀格闘倶楽部 伊達朱里紗に学ぶ「見切りの構え」【Mリーグ2022-23観戦記10/20】担当記者:ゆうせー

真っ直ぐに【7マン】を打ち抜いた!

瀬戸熊もまた、一歩も引けないのだ。

勝ちたい気持ちは皆同じ。だが、この半荘の勝者は1人。

「ツモ」

今宵、麻雀の女神は伊達に微笑んだ。

安堵する伊達。

苦しい、本当に苦しい園田。

朱く色づいた空間に、伊達の水を飲む音が静かに響いていた。

 

伊達の武器である「中盤の受け」が光った試合だったが、やはり勝因となったのは、

南1局で、園田の仕掛けにこの【9ピン】を手に留めたことだろう。

このシーンについて、伊達はインタビューで、

「滝沢さんが勉強会のときに、『第一打が【6ピン】のときは【9ピン】がトイツのことが多い』と教えてくれた」と語っていた。

同じことが、

オーラスにも当てはまっているのが面白い。

また、

「オーラスは園田さんから以外でもアガる、と寿人さんも言いそうです」というニュアンスのことも話していた伊達。

今シーズンにモデルチェンジが成功している高宮もそうだが、チームでの練習や意見交換が上手くいっており、選手の麻雀に厚みを増している、という感がある。本当に素晴らしいと思う。

伊達はタキヒサに学び、我々は伊達に学ぼうではないか。

この試合の勝利で、伊達は現在個人スコアNo.1。

今年もやはり、伊達朱里紗の麻雀から、目が離せない。

 

 

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